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三嶺の自然を守る会

<平成25年度活動報告>

■三嶺山頂部防シカ柵点検・補修作業報告■

実施日 2014年3月19日(水)

参加者 当会会員及び山の会会員9名と県担当者の10名

活動内容

 三嶺山頂部の植生保護のため、2010年に設置された2.4kmに及ぶ防シカ柵だが、年末年始の大雪で大きく壊れてしまった。雪の重みでポールが折れ、柵を釣る上部のロープも切断されるなど、自然状況の厳しさを見せつけられた。

 この日は、折れたポール17本を取り替え、柵の張り替えを行ったが、時間切れで被害状況を観察して下山した。

三嶺防シカ柵点検
三嶺防シカ柵点検


■剣山国定公園指定50周年記念フォーラム報告■

○開催日  2014年3月3日(月)
○開催場所 「ザ・ディスティーノ ガーデン」(美馬市脇町)
○参加者数 300人

○内容
1 知事あいさつ
2 知事表彰
  特別功労賞 新居綱男氏
  功労賞   三嶺の自然を守る会含む5団体
3 講演 「剣山ともに生きる」 新居綱男氏
4 パネルディスカション(当会暮石代表含む6名)
5 パネル展示(当会からは大型パネル6枚出展)

表彰を受ける暮石代表
パネルディスカションの様子


■フォーラム■

こころがはずむ人材育成について
 〜 あなたの出番をまっている 〜


○ 開催日時 2014年3月8日(土)13:30〜16:00

○ 開催場所 ろうきんホール(徳島市南末広町県立テクノスクール)

○ 参加費無料

○ 内容
 地域を元気に!とがんばる長谷川晋理、岸村憲作両氏を講師に迎え、自然保護団体のイベント企画や組織運営について考えます。

* 三嶺の自然を守る会は、2013年度の活動報告をします

○ 主催 NPO法人徳島保全生物学研究会、生物多様性とくしま会議

○ 後援 徳島県

チラシはこちらをクリック-> PDFファイル


■三嶺雪景色と防シカ柵の雪圧被害(2014/02/01)■

昨年末から年始めにかけての大雪で、防シカ柵に被害が出ています。

雪解け後、早急に調査をして補修しないといけません。柵を越えシカに進入を許すと、コメツツジが食われる恐れがあります。


剣山・ジローギュウを望む
三嶺山頂部
頂上直下を登る
南斜面の雪崩れた跡
雪に埋もれた柵
折れた柵のポール


■この冬の山はすごい積雪量■


今冬の山は例年にない積雪量となっています。三嶺では防シカ柵が雪圧で今にも壊れそうな状況。

標高1400m〜1600mの山でも積雪が1mほどになっており、登山の際は、県内の山といえども十分な注意が必要です。

以下は、会員から送られてきた写真です。

中津山12月23日
国見山1月1日
三嶺北斜面1月11日
津志岳1月12日


■眉山クリーンハイク報告■

〜なぜ眉山から大量のゴミがなくならない!〜


12月1日、山岳連盟と共催で眉山クリーンハイクを行いました。今年は64名で約2トンのゴミを拾いました。第17回と、ずいぶん長く続くこの活動ですが、ゴミは少なくなることはありません。

当会はこの日、山頂広場で参加者に、この秋に東祖谷で刈り取りをしたそばをそば雑炊に調理し振る舞いました。


クリーンハイクの参加者
集まるゴミ
そば米雑炊を振る舞う
並ぶ参加者
そば米大鍋
そば米雑炊


■生態系ともに変貌していく落合峠(報告)■

ススキの原からササ原へ

当会の活動として、11月23日(土)に落合峠から寒峰・烏帽子山周辺へ、シカ被害調査のため行きました。

その時に、当会前代表の渡部孝先生から頂いていた1961年に写した落合峠の写真(1)を持参しその撮影場所を探し、当時と比較するために写しました。

写真(2)の右上は烏帽子山、一面のススキがササに変わり、ウラジロモミ(左上)が増えている状況が分かります。

別の場所からも撮りましたが(3)、ここはすっかりササ原になっています。

(1)渡部先生が1961年に写した落合峠
(2)渡部先生の写真と同地点比較写真
(3)ササ原になっていく落合峠


■高丸山清掃登山&シカ食害防止活動■


他団体に学ぼうと、四季を通じ、工夫をこらし斬新な内容の活動を展開する「かみかつ里山倶楽部」のイベントに3名が参加しました。

会として他団体の活動に参加するのは初めてのことです。

実施日 11月16日(土)

場 所 高丸山一帯

内 容
 (1)高丸山の登山道沿いのゴミ拾いとゴミの落ちていた場所の記録
 (2)シカ食害の観察と食害防止の樹木ガード活動

主催 かみかつ里山倶楽部

山頂北面のリョウブの枯死
拾ったゴミを竹籠に入れながら登る
ヒメシャラなどの樹木にガードを巻く
すっかり葉を落としてしまったブナ


■11・9三嶺樹木ガード活動報告■

巻いて 巻いて 2000本!

2010年から始めた三嶺山域でのこのボランティア活動は今回で11回を数え、延べ参加者数310人で、巻いた本数が2084本になりました。今回参加いただいたみなさん大変お疲れさまでした。

実 施 日 2013年11月9日(土)

参加者数 39名 プラス関係機関(森林管理署、県)6名 計45名

活動場所 三嶺林道終点から少し登った標高1430mの地点

活動内容
1 名頃登山口で出発式。 県、管理署からあいさつと当会から説明。準備体操
2 林道終点まで登山。この地点から樹木ガードを20本持ち上げ
3 ダケモミの丘下部の標高1430mで作業を行う
4 林道終点で成果発表と管理署からあいさつがあり、下山

樹木ガードの持ち上げ
ガード巻き
ガード巻き



チラシ(pdfファイル)はこちら


■野外フォーラム 「山のシカ食害を考える」報告■

開催日 10月13日(日)9:00〜12:30

開催場所 あいあいらんど(徳島県那賀町相生)

参加者数 45名

内容

「四国の森づくり IN 徳島2013」の第4分会として実施した。話題提供者にニホンジカなど野生動物の研究者、県猟友会長、那賀町の林業家、山岳自然保護団体代表、高山植物の識者、県担当者。この6名から報告があり、このあと、食害の対策などについて参加者と情報・意見交換を行った。さわやかな秋晴れのもと、木立の間から陽がさす芝生の上での野外フォーラムは、盛会のうちに終えた。

発表する県担当者発表する県担当者
会場のようす会場のようす


■2013東祖谷エコツアー 参加者募集■

今年で8年目に入る東祖谷探訪の二日間

実施日 10月19日(土)〜20日(日) 1泊2日

場所 三好市東祖谷久保蔭

定員 15名

内容
(1)秋深まる祖谷で地域住民とそばかり体験
(2)武市隆嗣氏 オカリナコンサート
   演奏曲:若者たち・琵琶湖周航の歌・竹田の子守唄・スイートメモリー他

参加費 3500円(宿泊費・食費等)

持ち物 19日の弁当、着替え、洗面具、軍手、雨具

※乗り合わせて行きます
詳しくは・・090‐3989-3600(くれいし)

そばをハデに掛ける作業


■<屋外で行うフォーラム>山のシカ食害を考える■

剣山山系のシカ食害は深刻な状況で、林床を覆う植物や樹木が枯死しています。この山の危機的状況について、専門家と参加者がともに考えます。

シカの生態についても、詳しく聞くことができます。

○日時 10月13日(日)9:00〜12:20

○場所 あいあいランド(那賀町相生)

※無料バス(7:00徳島駅発7:15とくしま県民活動プラザ発)が出ます。

○講師 金城芳典氏(四国自然史科学研究センター)ほか、猟友会、植物研究家、林業家など

○問合せ 090−3989−3600(くれいし)

○主催 四国の森づくり実行委員会

※「四国の森づくり in 徳島2013」の分科会として開催します。

剣山スキー場のシカ


■県職員NPO法人短期研修■


県自治研修センターの依頼により、2日間、県新職員6名とともに活動を行いました。

○実施日 9月26日〜27日

○場所
1 丸山荘(東祖谷久保)
2 三嶺中腹
3 東祖谷西山の山林

○参加者 県職員6名 スタッフ7名

○内容
1 三嶺中腹でシカ食害防止の樹木ガード活動。113本の樹木にガードを巻く
2 希少種群落の保護活動。希少種の数え、保護柵の補修を行う
3 剣山山系の自然、シカ食害、NPO法人の活性化をテーマに意見交換


持ちにくい樹木ガードを持ち上げる
樹木にガードを巻く活動
被害の多いモミ、リョウブを主にガードを巻いていく
種をつけた希少種。一本づつ丁寧に数える
当会が設置した盗掘防止用柵の補修作業
意見交換会。若い職員から多くの意見が出されました


■樹木ガード&希少種調査の活動<参加者募集>■


三嶺中腹と東祖谷で実施する、一泊二日のイベントです。

○実施日 9月26日(木)〜27日(金) *26日朝6時出発

○場所 (1)三嶺中腹 (2)東祖谷西山 (3)東祖谷久保蔭

○募集人数 10人

○内容
 (1) 三嶺の中腹でシカ食害防止の樹木ガード活動
 (2) 希少種植物の調査
 (3) そば打ち体験&試食

○参加費 3000円(26日夜、27日朝昼の食費、交通費など)

詳しくは090-3989-3600(くれいし)お問い合わせください。


■環境大臣表彰受賞祝賀会を開催しました■

8月23日(金)に両国橋の「福林」において、平成25年度環境省地域環境保全功労大臣表彰祝賀会を開催しました。

会員をはじめ、県内の山岳会等からも多数参加していただきました。ありがとうございました。

表彰状と暮石理事長
会場のようす


■活動報告:シカ食害と植物観察の土佐矢筈山■

1 7月20日  シカ食害観察
2 8月10日  新鋭映像作家による当会活動のビデオ撮影

◇ブナ、ミズナラなどの見事な自然林、でも食害により林床のスズタケが消滅しています。


◇この周辺の山域のシカ食害は、三嶺周辺ほどひどくないが所々で樹木の剥皮が見られます。


◇ササのなかに咲く高山植物を楽しみながら山頂をめざす。


◇天狗塚、三嶺をバックに全員集合!



■三嶺クリーン&グリーン登山実施報告■

○実施日
 6月22日(土) 天気 晴れ

○内容
 1 ダケモミの丘下部登山道(標高1350〜1450m)の目印の点検を行う

 2 植生が消滅後、ウラジロモミの林床(標高1580m)にカニコウモリが群生

 3 山頂の植生回復状況と小屋、トイレの点検を行う

 4 浸食進む林床の観察(6月20日台風4号の影響でさらに悪化を確認)


カニコウモリ
林床の崩壊
林床の崩壊
林床の崩壊
林床の崩壊
止まらない剥皮
山頂植生回復
山頂植生回復
山頂植生回復


■平成25年度環境保全功労者等大臣表彰受賞■

当会は、平成25年度環境省地域環境保全功労大臣表彰を受けました。

6月12日、東京千代田区のホテルで環境大臣、環境省幹部など多数の方々が出席し授賞式が行われました。当会から代表が出席し表彰を受けました。

表彰受けた暮石理事長
あいさつする石原環境大臣
懇親会会場


■シカ問題についてポスター発表■ 〜中四国地区生物系三学会合同大会〜

実施日 5月11日(土)
場所 徳島大学常三島キャンパス

内容
 中四国の生物系の学会が5月11日〜12日の二日間、徳島大学で開かれました。当会は、関係者からシカ食害について発表しては、と勧められたためポスター発表部門に参加しました。
 会場は大勢の人で、私たちは学生など若い人達に剣山山系のシカ食害の現状と課題について説明しました。






■絶滅危惧種の植物保護のため柵を設置■

設置作業 4月18日(木)
設置場所 三嶺山域のふもとの樹林

参加者 地域住民1名と当会員3名

内容

 希少種群落の開花期になると興味のある人が訪れています。「かっては広範に咲いていたが、口コミで多くの人に知られてから、次第に少なくなっていった」と所有者の方が話してくれました。

 花を根元から抜いたり、切り取って帰る人が絶えないのです。地元の方から、このままだとやがて無くなってしまうというお話があり、防鹿柵を100m設置しました。

 結局、囲いきれず後日100m追加設置しました。

 剣山山系の希少種植物は、絶滅に瀕しているのが現状です。植物の抜き去りはやめましょう。カメラに収めて帰りましょう。




■三嶺樹木ガード巻きボランティア報告■

実施日  4月13日(土)

実施場所 三嶺中腹(標高1380m)の樹林帯

参加者  当会関係者16名  徳島森林管理署5名 計21名

活動内容
10時より登山口で出発式を行い、管理署長などから挨拶がある。10時50分、作業現場に着き、作業開始。弁当時間を挟み、14時20分ごろ作業を終了した。ガードを巻いた樹木の本数は270本。

写真1 樹木にガードを巻く参加者


写真2 樹木にガードを巻く参加者


写真3 作業を行った場所、7年前までは腰の高さまでのスズタケに覆われていた


写真4 作業近くに60年代後半に使っていたツキノワグマ捕獲用の鉄柵が残っていた



■三嶺ダケモミの丘樹木ガード巻きボランティア■

ご参加のほどよろしくお願いします。

日時 平成25年4月13日(土)集合時間6:00
集合場所 佐古農協会館(乗り合わせて行きます)

内容 徳島森林管理署と協働でウラジロモミの林でガード巻活動を行います。活動場所は、林道終点より30分ほどの所(標高1400m)です。

持ち物 弁当、飲み物、帽子、雨具など

 *雨天延期、小雨決行
 *交通費は無料です

問合せ  090−3989−3600(暮石)


■写真で見る深刻な被害状況■

〜剣山・三嶺のシカ食害報告〜

当会は、これまで写真で記録してきた剣山山系のシカ食害の記録を報告書としてまとめました。

B5版70ページ カラー写真 160枚

T 剣山・三嶺周辺におけるシカ食害と対策の概略
U 剣山山系地図
V 食害の状況  1植生被害 2樹木の剥皮被害 3樹木の枯死・倒木 4林床の表土流出・浸食 5野生動物への影響 6剣山系のニホンジカ 7剣山山系のシカ食害対策
など

関心のある方には有償でお分けします。送料込みで1200円

090−3989−3600暮石まで


シカ食害の記録

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山頂小屋 山頂の池 三嶺遠景