三嶺の自然を守る会 お知らせ
活動計画
活動報告
当会について
事務局より
写真集
資料集
リンク集
三嶺の自然を守る会

<お知らせ>

Counter
会員募集中!
 当会は、(1)三嶺の自然観察(2)登山道調査・補修活動(3)シカ食害調査・対策活動(4)希少種植物の保護活動(5)山のトイレマナーアップ活動 などを行っています。
 山登りが好きな人、山の花や山の自然に興味のある人は、私たちとともに三嶺山域で活動しませんか。
 詳しくは事務局(暮石)


■荒廃した登山道に植生回復をめざす活動報告

1.資材を現地へ輸送作業
実施日 6月1日(水)
場 所 剣山スキー場から名頃登山道(標高1600m地点)
参加者 剣山スキー場2名、荷下ろし現場6名
資 材 登山道補修用角材、防シカ柵の資材(約450kg)
内 容
5月27日に荷造りを終え5月30日実施の計画であったが、31日の両日悪天候により。6月1日にヘリによる輸送を行った。一番の心配は、荷物を樹林の隙間に下ろすことができるかだったが、事前にヘリコプター会社の社員と現地調査を行い準備を進めたおかげで、計画どおり輸送ができた。


2.洗堀箇所の補修
実施日 6月12日(日)
場 所 名頃登山道標高1600m地点(補修の箇所の長さ約100m)
参加者 10名
内 容
6月1日に運び入れた角材を使い、昨年、県西部県民局が開催した「近自然工法による登山道の補修」を参考に補修を行った。2015年にも行った継続事業であるが、この補修によりさらに土砂を堆積させ、植生を回復させることになる。当該地の植生が回復を始めても、シカに喰われてはいけないので、今秋に防シカ柵を設置する計画である。
作業の様子作業の様子
作業の様子作業の様子

■徳島大学公開講座「徳島の環境を学ぼう」講座報告

開催日 6月9日(木)
場 所 徳島大学総合科学部401号教室
講座タイトル 「森林の現状と回復への挑戦」
内容
ZOOMによる配信で、講座が開かれた。鎌田磨人教授(徳島大学)、飯山直樹氏(かみかつ里山倶楽部)、暮石(当会理事長)が、約30分ずつ講義を行った。暮石からは、剣山山系のシカ食害による深刻な森林被害状況と、三嶺の自然を守る会のシカ食害に関する活動について、次の内容を話した。
 1 剣山の変遷
 2 剣山のシカ食害と対策の経緯
 3 増加したニホンジカの生態
 4 食害の状況(食害の写真記録・土壌浸食の状況・植生の遷移・防シカ柵の設置と効果について)
 5 シカ食害 これまでの対策と課題
公開講座チラシ公開講座チラシ

■ベニバナシャクヤク群落保護活動報告

実施日 2022年5月28日(土)
場 所 東祖谷
参加者 4名
内 容
希少種植物であるベニバナシャクヤク群落の盗掘が起き、急激にその茎数は少なくなった。その要因は、鹿食害防止のためのネット設置により、この群落のことが知られることになったためだと推察される。そこで当会は、盗掘被害に合わないよう、2012年に群落を囲む長さ約150mの柵を設置し、毎年この柵の点検・補修を行っている。2022年度は、当会員4人で柵の点検と補修を行った。倒木が柵の2か所に倒れ掛かり、柵を支えるポールが倒れていたので、倒木を取り除き、ポールを立て直す補修も行った。当群落は、6月上旬に淡いピンクの可憐な花を咲かせるが、今年も柵に守られた群落には、沢山の花が咲いていた。
修理前修理前
倒木切断後倒木切断後

■シカ食害観察報告

実施日 2022年5月4日(水)
場 所 四ツ小屋谷から白髪分岐
参加者 8名
内 容
 これまで、白髪避難小屋周辺では、3回活動を行っている。
(1) 2010年に25名の参加で小屋周辺で樹木ガード活動
(2) 2011年に26名の参加で白髪山で食害観察ツアー
(3) 2012年には30名参加で小屋周辺で樹木ガード活動
 今回は、四ツ小屋谷から避難小屋までの樹林の観察を行った。新たな剥皮被害は少なかったが、シカ糞は多くあり、相変わらずシカは多いようだ。林床の植生は消滅しており、急斜面で土壌浸食が発生しそうな箇所が3箇所ほどあった。(写真 上)
 大径木が多かったが、稚樹、下層の植生はまったくない。表土がむき出しになっている所が多く「緑のダム」としての機能は著しく衰退していると考えられる。2010年にウラジロモミに樹木ガードを巻いたが、このガードが多く外れて落ちていた。外れた原因は、結束バンドの劣化によるものだ。一人の参加者が結束バンドを持っていたので、20本ほどガードを付け直した。(写真 下)
林床の植生は消滅林床の植生は消滅
結束バンドを付け直し結束バンドを付け直し

■名頃登山道1600m地点調査報告

実施日 2022年4月22日(金)
場 所 名頃登山道標高1600m地点
内 容
 調査地は、2015年に、深刻な登山道の洗堀場所に対して徳島森林管理署の支援を得て枯死木を敷き、土砂の堆積量を観察してきた箇所。今年度は、関係機関の支援・協力を得ながら、この場所に更に角材を追加して土砂を増やすことで植生の回復を目指す活動に入る計画。この角材等の資材は、登山口からの人力による荷揚げは困難であることからヘリコプターで運ぶ計画で、今回は樹林の中の空き地を探し荷下ろしが可能かの検討のための調査を行った。この日は、四国航空の方にも加わっていただき、現場を見てもらった。
荷下ろしの予定地荷下ろしの予定地
現場から望む三嶺南斜面現場から望む三嶺南斜面

山頂小屋 山頂の池 三嶺遠景