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三学会干潟観察会ご案内

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   5月22日(土),23日に日本動物学会,日本植物学会,日本生態学会の三学会の中国四国支部合同の合同研究大会が徳島大学工学部で開催されます。ご興味のある方は当日参加も可能なのでご参加ください。

※ 吉野川干潟関連の発表もあります。
※ 徳島大会のプログラム  http://pc5068.ias.tokushima-u.ac.jp/3meetings.html

★「生物系三学会(動物学会・植物学会・生態学会)中国四国支部大会」にあわせた、吉野川河口干潟観察会一般参加者募集!!

 生物系三学会・中国四国支部大会にあわせて開催する、吉野川干潟観察会について、一般参加者(高校生以上20名)を募集をします。

 動物や植物や生態学などの専門家といっしょに、初夏の風に吹かれて、徳島が全国に誇る自然の宝庫、吉野川干潟に行ってみませんか?

〜吉野川河口干潟観察会日程(一般参加者向け)〜

■と き:5月23日(日)午後1:30〜3:30
■ところ:吉野川河口住吉干潟
■集 合:午後1:30 (吉野川河口南堤グランド東詰)
■参 加:参加無料/雨天決行 /一般参加は高校生以上・要申込・定員20名
■申込先:一般参加希望者は井口宛(office@shiomaneki.net)に5月21日(金)までにお申し込みください。
■申込記載事項:氏名・住所・年齢・年齢
■後 援:「生物系三学会(動物学会・植物学会・生態学会)中国四国支部大会」実行委員会
■三学会干潟観察会世話人:大田直友・森本康滋・井口利枝子(生態学会会員)

開催趣旨===============================

 四国三郎こと吉野川は,四国の中央部から東西に流れる全長198kmの1級河川です。

 河口の川幅は1300mにもなり,いま日本で失われつつある河口本来の姿(様々な規模の干潟や第十堰まで14.5qさかのぼる汽水域)があります.河口域の約500haは、第6回ラムサール条約締約国会議で立ち上げられた「東アジア・オーストラリア地域シギ・チドリ類重要生息地ネットワーク」に日本で最初に参加した地域です。

 河口域を代表する住吉干潟,河口干潟には自然状態がよく残っており(とくに生物多様性の高い干潟の潮間帯域,広大なヨシ原),各地の干潟から姿を消しつつある生物がごく当たり前に見られる場所でもあります.

 これらの干潟では,今までに160種以上の野鳥が観察され,レッド・データブック記載種であるシオマネキ(日本一と言われる個体群),ハクセンシオマネキ,ルイスハンミョウ等が豊富に生息しています。

 また,イセウキヤガラ群落,ウラギク群落などの貴重な植物群落も分布している他,河口のヨシ群落は環境省の特 定植物群落として登録されています。

 徳島市の中心地からわずか10分ほどの距離にありながら,第一級の健全な干潟生態系が保たれているということは注目に値することです。

 そのため,バードウォッチャーの絶好の観察場として,また,子どもたちが豊富な生きものと戯れることのできる絶好のあそび場として,また人々に大きな安らぎをもたらす場として,近隣の住民を始めとする県内外の人々がこの河口を訪れます。

 そこで,学会に参加された皆さんには,ぜひ吉野川の豊かな自然を肌で感じて頂き,今後の研究に役立てていただければと,現地で10年前から定期的に観察会を開いている「とくしま自然観察の会」や多数の地元の研究者の協力のもと,本観察会を企画しました。

 当日は観察には最適な潮回りとなっているため,シオマネキなど様々な底生生物や渡り鳥を観察できると思います。

 1kmを優に超える吉野川の河口域の壮大な風景や,暖温帯域の代表的な塩生湿地である河口干潟は一見の価値があります。

 残念なことに、この河口では,全長1300mの東環状大橋の建設が昨年12月6日に起工されました。工事は10年近く継続され,健全な干潟の自然が保たれるかは不透明です。

 現地観察では,その現場も目の当たりにすることができますので,自然と人との共生のあり方についても想いをはせて頂ければと思います。

三学会干潟観察会世話人:大田直友・森本康滋・井口利枝子(生態学会会員)

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