既に過疎町村では高齢化が進んでいて、”全国平均より10年進んでいる”という所も珍しくなくなりました。そして下のグラフからもわかるように、25年後には労働者3人が赤の他人1人を養わなけれなばならないという、高齢化社会がやってきます。
その対策として、出生率を上げる様々な対策がとられています。しかし、それは正しいのでしょうか。
下のグラフは1995年の国税調査結果と、2025年の推計人口を示していますが、推計人口のグラフを50年後にするとどうでしょうか。決して高齢化社会と言われるような人口ピラミッドではなくなっているでしょう。
75年後を見てみましょう。下のグラフの0〜10際の部分が75〜85歳の部分に移行します。その間出生率が変わらなければ、平均的な人口ピラミッドとなっているはずです。
どうして現在はいびつなピラミッドになっているのでしょうか。それは第二次世界大戦が原因です。つまり、戦争がなければ、高齢化社会もやってこなかったのです。
では、私たちはこれからどうすべきでしょうか。安定した社会にするためには、出生率を一定にする、つまり人口が増えも減りもしない社会の実現が必要となります。
地球環境を考えるまでもなく、これは実現しなければならないことです。また、生物はある一定の面積には言っての個体しか住むことができません。日本列島の場合は少し人は多すぎるようです。
現在の4分の3、7000万人〜8000万人くらいで安定するのが適当だと考えられます。