国見山   2009.1.18   国土地理院の地図を表示   [戻る]

【コースタイム】
6:35南部中学──7:00JA佐古──8:00吉野川ハイウエイオアシス8:10──9:40後山峠(おうどう峠)・国見山登山口10:00──10:55林道11:00──12:00国見神社・避難小屋(昼食)12:20──12:30国見山山頂12:35──13:30林道──14:00登山口

【感 想】
 平成21年になって2度目の例会は国見山だった。国道32号線から大歩危橋を渡り右折して祖谷への道に入る。祖谷トンネル手前で右の道に進む。道路は凍結していてこの辺りで車にチエーンをつける。(私は車中で見ていただけ)

 今回の登山口は後山峠(おうどう峠)である。ここには「あえぎつつ登る峠路おおどうも隊のちからで車つらなる」の石碑がある。

 駐車場は一面の積雪でアイゼンを付ける。小雨が降り始め合羽も着て上り始める。杉林の尾根道を進み55分で林道に出る。車でここまで来ることが出来るのだ。除雪がなされたのか道路脇には雪が高く積まれていた。

 ここの登山口から上がる石段も雪におおわれていてアイゼンをつけていて良かった。登山道にしては広く、時々木に積もった雪がどさっと落ちてきたりするが歩きやすい。

 国見山は冬でも登山する人が多いそうで登山道はスノーシューで歩いた人が雪を固めていてラッセルの必要がない。

 杉林の中の急登を上がると間もなく国見神社の小さな祠に着く。すぐ横にある避難小屋に入り、昼食を摂る。休憩は短時間で切り上げ山頂に向かう。

 抜群の眺めの筈の山頂も今日は雨のため展望なし。方位盤で剣山、三嶺、黒笠山,高越山などと確かめたのみ。わずか5分で下り始める。

 下り道では合羽を付けているのを幸いに滑り下りる方々もある。私もやってみたいとは思ったが、慣れぬことをして登山道から逸れることを心配して止めにする。年寄りの冷や水は止めておくに限る。登りより30分早く登山口に着く。

 大歩危温泉サンリバー大歩危でゆっくり温まって帰途につく。

 昨年11月の梶ケ森、12月の二つ岳、寒峰と積雪の山への登山が続いていたが、いずれも雪のことは考えていなかった。

 今回の国見山は積雪を想定していたので驚かなかった。軽アイゼンをつけていたのと踏み跡がしっかりついていたので滑りもせず歩きやすかった。

 小雨が降って山頂で展望の無かったのは残念だったが雪を被った山々や樹木を眺めながら歩く冬山は山へ登らなければ見ることの出来ない景色である。新春の一日、楽しい山行であった。(谷)


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