【感 想】
山陽道から中国道へ、戸河内ICから191号線へ、三段峡手前で左に、内黒林道を通って牛小屋高原キャンプ場入口に駐車。他に登山らしき車、人なし。目前は恐羅漢スキー場。
ゲレンデの端を登山道が続く。右に広島大学山岳部の赤い小屋。やがて尾根に乗り、やや色づきかけた自然林をゆく。指導標のある主稜線で左に、しばらくゆくと頂上(1346m)。小広く、展望よし。西に、旧羅漢へ向かう。大岩のある頂上から北西の展望。三笠宮の登頂記念碑もある。戻って頂上で大休止。他の登山者数人。
下山は主稜線を東に。自然林と笹の中を通ってナツヤケノキビレに至る。右にとって、トラバース気味に元の登山口に戻った。
その夜は、牛小屋高原キャンプ場の快適なバンガローで鍋をつついた。翌日朝小屋番が、このスキー場は雪質がよいので冬にも来てみたらとすすめてくれた。
次は寂地山へ。中国道吉川ICで下りて西へ。山口県に入り寂地峡の看板に従う。登山口には人少ない。紅葉はまだ早い。売店横からきれいなキャンプ場を抜ける。五竜の瀧を見ながら岩に囲まれた急坂を登ると、木馬トンネルを30mほど抜ける。竜が岳峡に沿った道をゆく。水量少なく物足らぬ沢である。
1時間ほどで赤い橋。わさび田跡を過ぎて主稜線に。右にとって、やや笹の多い道から南寂地山を過ぎて1時間で寂地山山頂へ(1337m)。広島大学ワンゲルが10人ほど来ていた。ブナ林の中、ベンチでゆっくり昼食をとって、犬戻し峡を通って下山した。
広島県と山口県の最高峰二つを手っ取り早く制覇できたが、山が浅いのでどうも充実感が足らぬ。帰りに女鹿平スキー場で風呂に入った。(天野)