平家平・山姥   2007.3.18   国土地理院の地図を表示   [戻る]

 去年は岩倉・きわん谷から登ったが、今回は旧木頭村側・東蝉谷から登り、山姥(ヤマンバ)を経て周遊する。

 朝、早くも5時に小松島体育館発。阿南桑野で195号に入る。長安口ダムでトイレ休憩し、旧木頭村海川口をすぎて、橋の手前で右に平家平の看板に従う。この先通行止めの看板もあるが無視する。養魚場を過ぎて右に入り、あれた林道2,3km行くと行き止まりに駐車。2,3台置ける。

 左に尾根沿いにとりつく(7:10)。ややきつい尾根をしばらくのぼって、左が伐採地でひらける。鹿除けのネットをまたいでゆく。五郎作の窪らしきところから右にトラバース、2,3崩れたところを慎重に超してゆく。

 しばらくゆくと左上から最近できた近道が合流。少しゆくと右下に小屋と鳥居が見えて、道端に小さい祠の蛇石神社が迎えてくれる。トグロをまいた白い蛇の置物が祠の前に座る。

 さらにトラバースして、右向こうの対岸が大崩壊のところで水のある沢で、石がやや凍ったところを通過する際に、江口さんが乗った5−60cmの石が崩れ1m位下の水にドボン。怪我はなかったが下半身ケツまで濡れる。着替えがなかったら中断引き返すところだったが、なぜか着替えをもっていた。

 前歴から予感?いや用意がよかったことにしておこう。寒い時は特に着替えの必要を痛感。引き返さずにすんだ。

 しばらくゆくと沢に近づいて、平坦な地形になり崩れた小屋の向こうで沢が左(西)に曲がるところで徒渉。向かいの尾根にやや左からとりついて高度をどんどん稼ぐ。

 稜線に出る寸前で右にトラバースして東向きに稜線をゆき、左前に頂上を仰ぐ。最後の急登をがんばると円に刈られた頂上着(11:00)。ゆっくり休んで昼餉を食らう。

 ぼたもち山方向に再出発という時に、方向をどちらにとるかでややもめた。地図、地形図、磁石、GPS、カン、記憶で諸説入り乱る。一応落着して、南東に苅分の稜線をとる(12:00)。

 苅分てくれてあるので藪よりは歩きやすいが、切り株を踏むと歩きにくい(贅沢言うな)。

 ぼたもち山の頂上は丸くはなく、狭いとんがりで東方面、青ノ塔、六郎、しがきの丸がよく見える。ここから南に急降下して、途中三ツ石という小ピークを経由して、少し急登すると山姥に。地形図では丸く小広いように見えるがやせ尾根っぽい。

 さらに南に下ると篠竹(スズタケ)の中をかき分けすすみ、久しぶりの藪漕ぎ。我が輩、手に篠が刺さって、血を見ながら墓窪峠まで下る。湯を掛け消毒して包帯。薬品も必携である。峠に京女郎の墓は今は無い。女郎哀史があったのかと勝手な想像。

 ここからさらに急降下、トラバースして沢音が聞こえてくると沢の2又に出る。左、右と沢を渉ると出発点に帰還した(15:00)。

 この周遊はかなりきついと予想したが、よく歩かれてずいぶん歩きやすい。体力気力十分につけて、地形を読めれば楽しくもなる。帰路にはもみじ川温泉で、塵芥を洗い流した。天野


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