東光森山

2003.5.4



 今年の三連休は、安・近・短ブームであすなろも企画がなく、3日の例会参加できなかった者で急遽企画した。この山には白い花の「あけぼのつつじ」があると言うので行ったが、花よりアサヒビール園が主目的だったのかも・・・。

 7時30分に土成に集合、登山口に着いたのは10時近くになっていた。途中西赤石登山口から住友の森・筏津を回って行ったが、どの登山口も車があふれていて、昨今の登山ブームを見せ付けられる光景だった。

 コースタイムはガイドによれば2時間。いきなり急な登りだが5分も歩いたら「みつばつつじ」と「あけぼのつつじ」が満開で、その中で「しゃくなげ」も咲いていた。周りの景色も素晴らしく、あまり知られていない割にコースも整備されており、第一印象はよい。

 第一のピークを過ぎて尾根道のアップダウンを繰り返すと、東光森山最後の急登になる。途中、ピンクでも少し色の違う「あけぼのつつじ」の大木が二本、あまりの鮮やかさにカメラマンが何人も撮影していた。

 私達は帰りに立ち寄る事にして、喘ぎ喘ぎ登る事約30分で山頂に着いた。そして目的の白い「あけぼのつつじ」は山頂よりはるか下で、それも絶壁の下に咲いていた。ほとんどの人は遠くから眺めて帰っており、それでは何の花かの区別がつかず「オオカメノキ」かも知れない。結局危険も省みずに、好奇心旺盛確かめに行ったのは二人の自称カメラマン氏だった。

 その花は崖の上に二本並んで、ピンクの花に囲まれ、鮮やかに咲いていた。日当たりのよい場所なので満開の時期は過ぎていたが、それでもまだ十分に楽しめた。本当に真っ白な「あけぼのつつじ」があったのだと感動した。この周辺では三ッ森峠にも一本あるそうだ。

 登りは1時間30分、下りは1時間のコースタイムで、となりの大座礼山とセットで登る人も多い。帰路、対向車が多くうんざりしたが絶滅種の「くまがいそう」の群生地があり、この時期花が満開で、沢山の人がそれを見に来ていたようだ(帰ってから、NHKのニュースを見てわかった)。

 帰りは西条市の「ひうち温泉」に入って、ビール園によって帰った。(西條)


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