うどんを喰いたくなったので、香川県の山に登ることにした。徳島道美馬ICから三頭山トンネルを抜けて、西讃地方を西へ。大野原町の五郷ダムの北1kmくらいの所で県道から広域基幹林道に入り東へ。1kmくらいで、道のすぐ右に雲辺寺への道標がある。
山道は古くからの遍路道で、約100mごとの「丁石」が頂上まで案内する。松、クヌギなどの雑木に囲まれたしっかりした道が続く。登るにつれて丁石の数字が38丁から一つずつ減ってゆく。
やがて雪が出てきた。上はガスに包まれて下界の展望はきかぬ。頂上は10cmくらいの雪! また頂上付近には、人間の石像が百体以上も置かれて、異様な雰囲気であった。
寒いのにロープウエーで来る参詣人もいた。杉林に囲まれた荘厳な境内で、日頃の煩悩を払ったつもりになって下山。
帰路にはうどん屋へ。「山内」という農家のような店で行列をしたあとに、コシの強いうまいうどんを喰い、美霞洞(ミカド)温泉(道の駅)に入って、徳島に戻った。 天野