冬には南の山がよいと思い、日和佐の千羽海崖に沿う200m前後の山々を結ぶ「四国のみち」を歩くことにした。
朝7時30分農協会館発で、日和佐駅近くの日和佐合同庁舎に9時に着く。9時半発で東に見える日和佐城に向かう。人が滅多に来ぬこの城は、今屋根を改装中である。その横から海岸の見える方に山道が続く。
快適な道で、荒瀬休憩所からは海崖(断崖・200m近くもある)が見え始めたが、あいにくガスも出て雪がちらついてきた。ウバメガシなど雑木の中を道は千羽岳に続く。そこから先は海から離れて白沢まで山道が続く。
約5時間の歩行であったが、大した疲れもなく、白沢ののどかな棚田の中を歩く。鹿の鳴き声が迎えてくれる。JR牟岐線山河内駅まで舗装道路を歩いて、めったに乗らん、一両列車で日和佐駅まで戻った。天野