旬の竹の子料理を食いたくなって京都にゆく。ついでに山を登ることにした。
"愛宕山へは月詣り"といわれる愛宕山を選ぶ。標高は900m余で嵐山の奥の清滝から800mの標高差を歩く。
清滝バス停近くに駐車(\800)、橋を渡ってすぐ表参道にとりつく。しばらくは幅3〜4mの堂々たるコンクリートの道がゆく。土道になっても幅は広い。
1300年も続く愛宕神社詣での人が踏みしめた歴史を感じながら、自然林と杉の植林に囲まれた緑陰の中、足どりが軽い。下界は30度近い気温にもかかわらず杉の大木が涼を守ってくれる。所々にあずま屋があって休憩にちょうどよい。
大きな山門が見えたら、山頂神社が近い。愛宕神社は彫り物が美しい堂々たる建物で、"-------"と願い事をしたが、賽銭入れるのを忘れた。
しばらく休憩して東におりる道を下る。月輪寺を通るみちで、表参道より山道らしい道でしかも急であったが、こちらから登るほうがよさそうだった。
林道に出会うところで沢があり、これに沿って涼風が下り、冷水で疲れをいやした。この林道をしばらく下って元の登山口に着いた。(上り1時間50分、下り1時間30分)
下山後は風呂と決まっているが、京都では(安い)温泉は少ない。が、最近西の桂に近く"仁左衛門の湯"という銭湯(\800)ができた。ここへ行く途中嵐山で大河内山荘で美しい庭園と茶菓子もたしなんだ。
風呂をでて近くにある"筍亭"(ジュンテイ)という名のとおりの筍専門料理屋に行く。和服の女性に案内された離れ座敷で筍御膳(\5000)を頂き、庭園を見て有意義な一日をふりかえった。