湯桶丸

1998.1.11


メンバー:久米、松原、久米(福)

 1998/1/11小雨、牟岐経由で国道193号線を上り、林道湯桶平井線に入る。標高500m地点あたりの土捨て場に車を置き、少しバックした所に、登山道の取り付きがある(片道2.5H)。

 この登山道は、ブルドーザーがつけてあり、尾根まで連続している(40分)。尾根には楠勝山の会が作った、木頭からの登山道と金瀬への縦走路への分岐の標識がある。ここは、金瀬への逆の尾根筋に入る。

 両側は杉の植林に変えられているが、尾根筋には自然林が残っている。この辺りは徳島県で最も南で、剣山の北側に比べると植生がだいぶ違う。しきびが群生していたり照葉広葉樹林が多く森が明るい。また雨が多いせいか杉の大木が繁っている。しかし残念ながら、周囲が伐採されているから風が直接あたり、立ち枯れしている杉が多い。

 また途中シカのヌタ場やケモノ道が縦横にはしり、豊かな森と感じる。雨が雪に変わっていた。頂上近くでクマザサが現れるがたいしたことはない(1時間10分)。

 県南の山でまとまって、面として残っている自然林はほとんどない。かろうじて尾根筋に線として残っているか、植林できない急斜面に少し残っているだけである。そんな中で湯桶丸はまだよい山である。 久米

湯桶丸の地図
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