裏高尾縦走

1998.2.11


コースタイム
JR国分寺発7:41
JR八王子着8:05
  〃  発9:11
陣馬高原下10:00
和田峠10:50
陣馬山11:15
明王峠、昼食12:10
景信山13:45
小仏峠14:20
城山14:45
高尾山15:50
京王高尾山口17:00

 研修で1カ月間東京都の国分寺にいたので、休日に高尾山方面を縦走してみた。東京に着いたのは2/1だったのだが、国分寺周辺でも雪がうず高く残っており、雪が多そうだなと言う予感はあった。

 八王子でバスに乗り換えだったが、1時間に1本しかないのを知らず、食料を調達している間に出発されてしまい、1時間ロスした。終点陣馬高原下でバスを降り、しばらくは車道を和田峠まで歩く。和田峠には有料駐車場があり、けっこう開けたところである。

 そこからは雪道の登りとなるが、登山者が多いので雪は踏み固められていて歩きやすい。しかし登山道を1歩外れると5、60cmは足が埋もれてしまう。しょっちゅう登山者とすれ違うので、足が埋もれないように注意しなければならない。

 陣馬山はすぐに到着した。頂上には白馬の像があり、茶店も2・3軒あるが、行ったときは1軒しか開いていなかった。メインはおでんとそばのようだが、時間がもったいないので富士山をバックに記念撮影をしただけで、すぐに出発した。後からわかったことだが、ここからの眺めが一番良かった。

 次の到着したのは明王峠だが、ここにも茶店があり、弁当を広げる人が多かった。もう昼だったので富士山はだいぶかすんできていた。また雪が解けて地面がどろどろになっていて、ズボンを汚さないように歩くのに大変だった。雪解け時の登山は大変だ。

 次の景信山は、花見の名所のようだ。ここらまで来ると、目的地の高尾山がはっきりと見えてくる。茶店の前にはテーブルが並んでおり、少々寒かったが、おでんをあてにビールや酒を飲んでいる人も居た。この山はお月見ハイキングもできるそうだ。

 次の小仏峠では小仏集落の人が民芸品を売っていた。鴬笛(\100-)を買いたかったが荷物になるので、高尾山についてから買うことにして通り過ぎる。城山(「じょうやま」と読む)では、相模湖方面の展望が開ける。ここでも茶店が開いている。茶店の多い縦走路である。トイレもきれい。

 最後の高尾山は古くからの信仰の山だそうだが、東京方面以外の展望はあまりなく、きれいなところではない。買おうと思っていた鴬笛もここでは\300- になっていたのでやめた。リフトとケーブルカーがあるが、リフトは冬季は休業中だ。日もほとんど暮れていたし、装備もなかったので、ケーブルカーで降りた。

 このコースは疲れたらどっちにでも降りることができるので、子供連れでも安心のコースである。しかし、高尾野山頂には昔と今の多摩丘陵を比較した絵があるが、現在の状況は悲惨である。また今後も、高尾山の横腹にトンネルを掘る、「圏央自動車道」という環状線を作る計画がある。東京周辺の自然も相変わらず破壊されつつあるようだ。 内藤

「阿波あすなろ山の会」
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