西熊渓谷から天狗塚、綱附森へ

1998.1.24

　ＧＷの天気予報に右往左往した結果、意外にもオーソドックスなルートに決定した。車が西熊渓谷に近づくと、河原にはテントがちらほらと見え、三石登山口はすでに満車。小屋の賑わいが懸念される。新緑を通した柔らかい光と川のせせらぎの中、歩きはじめる。

　ハイカーとすれ違いながら高度をあげていくと、ついにヒュッテの屋根が目にとまる。ヒュッテに到着し、小休止の後、天狗塚まで足をのばすことにする。時折、ガスがかかるも、見晴らしは良い。山の斜面には色鮮やかなツツジ。

　ヒュッテは定員オーバー気味であったが、各グループとも早目に宴を開き眠りにつく。翌朝、ガスのために視界がきかない。天気予報に疑問を抱きながらも、昨日天狗まで行っておいたのは正解だったとプラス思考にきりかえる。

　足元がぬかるんでいるところへ下りの連続。雨足はさらに強くなる。堂床分岐上り少し先でザックをおいて綱附森へ。記念写真をとって下山路へと向かう。

　帰りに、もみじ川温泉、相生森林美術館（浮世絵の鑑賞）に立ち寄り、連休を楽しむことができた。

　これで福恵さんは剣山系の主峰をつなぐという念願を達成されました。祝！

　最後に私事ですが、山あるきのスタートは５年前のＧＷの丸笹山なので、卒業のこの時期に再びこの山域に来ることができたことに感慨を覚えています。　中野