| コースタイム | |
|---|---|
| 徳島県庁発 | 5：00 |
| 深渕営林署小屋より登山 | 8：00 |
| 落合峠 | 9：00 |
| 落合峠発 | 9：20 |
| 矢筈山頂着 | 11：00 |
| 石堂山頂着 | 12：10 |
| 石堂山頂発 | 12：45 |
| 深渕着 | 15：30 |
暖冬ながら深渕は氷点下。営林小屋下の橋の上は凍結していた。自然林の中、落ち葉を踏みしめながら、はるか前方に真っ白に霧氷を頂いた寒峰へ続く尾根を、一時も早く間近に楽しみたくて、気がはやっていた。
落合峠から矢筈へは、わずかに雪が笹の葉に残っていた。雲一つなく晴れ渡り、空気は凛として、矢筈山頂からの眺めは、天候に恵まれなかった今年の山行を全て清算するかのように素晴らしかった。
石堂山頂で昼食の後、西尾根を下る。25000分の１では点線になっているが踏み跡はない。ブッシュはそうひどくなく、比較的明るく見通しのよいルートだ。1400ｍ地点より北西方面に伸びる尾根に入り、1350ｍの尾根の先端に出るが、ルート判別は難しくない。
この辺りより杉の植林となるが、程なく伐採現場に入る。伐採地は急傾斜で遮るものがなく、さながら斜度３０度以上のスキーゲレンデを下るようだ。ここは１０年後には雑木のブッシュとなり、ルートとしては困難になる恐れあり。やがて、谷筋の作業道をへて車を置いた場所にきっちり下山した。いつもの事ながらリーダーの読図力には驚くばかりだ。多田
