4/12(土)
8時出発組、11時30分出発組、翌朝出発組と3組に分かれる。
車2台に分乗し、加賀城さんの四国遍路旅の話を聞きながら目的地に向う。が夜なので廻りの風景は何にも分らない。
林道終点の手前にテントを張る。女性二人は車の中で、こぼれるような満点の星空を眺めながらねむりにつく。
4/13(日)
5時過ぎ鳥の声と男性の声で目が覚める。あー眠たい。後10分、5分・・・眠たい。
6時早朝到着組の森先生・五藤さんを加え10人でまず青の塔を目指す。最初から急な登りで、軽快な足取りで前を行くリーダーを恨しく思いながら喘ぎ喘ぎ行く。杉林を抜け主稜線にのると少し見晴しがいい所が出てくる。苦しい登りが続く。
8:30大岩に出る。大岩からの眺めはすばらしく、左手に木頭三笠、又先日登った平家平が、山姥岳、ぼたもち山に続きどうどうと見える。目を転ずれば遠く湯桶丸、甚吉森、西又山と海部山系の山々が見えた。
見晴らしがよくつい長居をしたが、5分ほどで頂上についた。さあー、これから夏切山へ出発。最初少し踏み跡らしきものがあったが、すぐに頭もかくれる程のブッシュ。スズタケの中を泳ぐ、猛烈なブッシュの中、よく方向がわかるものだと感心しながらついて行く。
六郎山までは踏み跡はない。時々踏み跡らしく見えるのはけもの道なのだろうか?稜線は少しブッシュは薄く、心地よい道も時々あらわれる。誰も歩いた事のないルートを歩くおもしろさを充分満喫。
13:10六郎山P着。バンザイ、休憩。
13:50下山、ブッシュも終り。廻りを見る余裕も出来る。新緑も山頂から麓迄、ピンク、うす緑、黄緑と色が異なり、道端のスミレ、草木に柔らかい春を感じながらやっと一心地ついた。沢登りの好きな人は美しい沢だなーと早くも夏に思いをはせているようだった。
今日はスズタケのほこりにまみれながらついて行ったが、下山して温泉に入りほこりと汗を落すと、心地よい疲れと同時に未知のルートを行った満足感と、改めて山のおもしろさを教わった様な印象深い山行でした。 滝