いかつい名に一瞬ぎくりとするが、山頂直下の大師堂でその岩を見ればうなずける。本当に犬が牙をむいているのだ。
大岩がゴロゴロしているのは、江戸時代の大崩壊のせい。
山伏が修業したり、女人禁制の時代もあったとか。三角点(東峰)から、やせ尾根を伝い西峰の方が眺めが良い。
上りは参道、下りはハイキングコースと分けて歩いたが、両方共良い路で、後者が特に変化に富み面白い。
千mにわずかに満たず耳慣れない山であるが、登り口のま新しい標識には、こうある。「山犬獄は、上勝町随一の景勝地であり、云々…」(尾野)