前もってわかっていたものの、雨にやられた。特に下りは、園生の皆さんに本当に申し訳ないほどの雨だった。
私たちは、西島から登り始める眉山園生たちに、やれヘルメットだのハーネスだのシュリンゲだの、人によっては必要以上の装備をつけてもらって登山をしている。
もちろん障がいの程度の問題や、安全面を十分に考慮してのことだが、もっと自然に、もっと自由に、私たちが山を感じるのと同じように山に接して欲しいし、そうしてあげたいといつも考えるのだが、現実は厳しい。
何回、障がい者登山をやっても、園生のやり方を私たち側で考える必要があると思う。
大切なのは、頂上まで登ったということよりも、どのくらい充実したか、山を感じたかという事だ。それは、私たちの山の基本と全く同じだと思う。(川原)