【コースタイム】
登山口8:00──9:50頂上11:50──12:45登山口
【感想】
南川に架かる吊橋を渡り、胸突きの坂を後輩とアゴをつき出して2時間程頑張る。
黄に枯れたひなたの天辺は、清々しく実に穏やか。開かれた視界は南北に澄んで、横長く走る剣山地遥望の適地。
まばらに雪を冠り堂々と構えた太郎と、貴公子然とした次郎の金字塔が仲良くかしこまって並ぶ。
高知側には天然林で名高い千本山が、すぐそれと指せる所に立つ。
那賀の謙虚な深山にも人の出入りの多い昨今、地図に思いを馳せなから1日でも早く登りたかった山の1つである。
また登り口近くの、高くて広い天霧の滝が立派でみごたえがあり、一見の価値あり、と信じた。(尾野)