社  会


 20世紀の人類がその発展の末に手にしたもの、それは、初めて全ての人類自身を抹殺することができる術でした。第一次世界大戦までは共に戦いの場にいて、危険を分かち合い英雄と呼ばれた者が、その後においては安全で静かで憂鬱な空気に包まれた部屋で過ごすようになりました。そして、何千万人もの若者、女性、子どもが無差別に殺されるような社会ができてしまいました。

 兵器の製造会社は好景気に沸き上がり、経営者は我が世の春を謳歌します。戦争おこした張本人はその魔力に取り付かれ、何度でも過ちをくり返します。その者を罰することができる者はいません。

 教え子を2度と戦場に送りたくないという願いも空しく、軍隊に入隊した者は戦場に派遣されます。国家、民族、人種、宗教、経済などの理由で大量殺人はくり返されています。

 これが世界の現実です。これに対し、日本は平和です。様々な問題は抱えていますが、戦いもせずに生きていくことができます。どうしてこんなことが可能なのか。理由は百人百論あるでしょうが、憲法9条と無宗教性が大きな原因です。この考え方をもっと広げて、国家、民族、人種、宗教を意識せずに暮らしていける精神を啓蒙し、精神的境界のない社会を作り上げていくことがこれからの世界には必要です。

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