消費は美徳、と唱われた時代がありましたが、景気が悪くなると政府は大企業のために、借金してでも消費量を増やそうとします。また、合成洗剤などのように企業が儲かるものについては、政府は適量であれば害はないと言い、企業は政府が許可しているものを使って何が悪いのかと言います。
半面、地球環境を問題にする場合は、大量生産・大量消費社会を持続可能な社会に変えて行かなければならない、と言われます。二酸化炭素の排出量を減らさなければならないという共通認識はあるので、国際的な会議が行われたりします。
これは完全に相反しています。そして、調整機関がないために、日本がどちらの道を進むのかが曖昧なままになっています。しかし、どちらの道を進まなければならないかは明白です。
消費は美徳ではありません。消費を減らし、廃棄物を減らし、我慢できるものは我慢する。「欲しがらない！流されない！」という気持ちで、毎日過ごさなければなりません。
欲しいものがある時、したいことがある時、本当にそれが自分にとって必要なものかじっくり考える時間を持ちましょう。我慢して我慢して、それでも必要な時にだけ買うようにしましょう。
また安くても、長距離を運ばれて来たものは、運送という消費が行われています。大量生産されてないため単価は高くても、身近で生産されているＦａｃｅ ｔｏ Ｆａｃｅな品物を手に入れるように心掛けましょう。