洗濯用洗剤


 洗濯用洗剤は粉になっているので粉石鹸だと思っている方はいませんか。そして、きれいに洗えるのだから安全だと思っていませんか。この意識は企業と教育の賜物?です。

 洗濯用洗剤に関しては、日本石鹸洗剤工業会などの圧力によって、中学生用家庭科の教科書にまで石鹸より合成洗剤が優れていると書かれていました。また、蛍光増白剤によって真っ白に見える服は、その毒性によって有毒服となっています。乳幼児には特に使用禁止です。

 色柄物は蛍光増白剤によって白く染められますので、色落ち、じゃなくて、染色で色がくすみます。この点は注意書きにあるので、注意して使用している洗剤を点検しましょう。

 成分表示に、LAS・高級アルコール・リン酸塩・漂白剤・酸素・蛍光増白剤があるものは、買ってはいけません。

 合成洗剤で洗うとゴワゴワになり、服も縮むので、柔軟剤が必要となります。このようにより多くの洗剤を消費させる、うまい方法も使われています。合成洗剤を使わず、石鹸で洗うと柔軟剤は必要ありません。

 また、掃除用洗剤などと同じ儲の手口で、セーターやお洒落着など用途別の合成洗剤も出ています。石鹸はセーターやお洒落着も洗えるので、専用の洗剤も必要ありません。

 石鹸を使うと、全自動洗濯機と液体合成洗剤の組み合わせよりも洗濯の手順が増え、少し面倒になります。しかし、合成洗剤を使う代償のことを考えると、石鹸を使うメリットの大きさが分かるでしょう。

石鹸を使った洗濯の順序

  1. 予洗い
  2. 脱水
  3. 石鹸を溶かす
  4. 本洗い
  5. 脱水
  6. ためすすぎ
  7. 脱水
  8. ためすすぎ
  9. 脱水
  10. 干す
 石鹸を溶かさずに上から振り掛けると、溶けずに残ったりします。順序を間違えて残った石鹸はお湯でとけます。汚れのひどいところは固形石鹸でもみ洗いをしてください。

ライフスタイルアドバイス
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