竹  器



竹器の写真

 竹の器は新しいうちはにおいも良く、お猪口の代わりなどには最適です。ところが、作ってから日数が経つと色落ちし、鮮やかな緑は残りません。このため器としてはあまり使われていないのが現状です。

 しかし、最近の塩化ビニール製の器のように有害物質が溶け込む危険性もなく、陶器のように重くもありません。ちょうど子どもが使うにはうってつけの材料です。

 乾燥すると割れるし、湿気のあるところに置いておけばカビも生えます。また水分がしみ込むので、洗剤で洗うのには向いていませんが、それだけ自然のままで、安全だということが言えます。原価も安いので、使い捨て感覚で使用できます。

 作り方は、竹を容器の大きさに輪切りにし、中の薄い皮をサンドペーパーなどでとれば完成です。そのままでは口当たりが悪いので、口の部分をやすりなどで削れば、さらに良いものができます。