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三嶺の自然を守る会

■近自然工法による登山道補修(Web研修会)報告

主催 剣山地域連絡協議会登山道部会(県西部総合県民局)
講師 岡崎哲三 氏 (合)北海道山岳整備 代表
実施日 11月15日、12月24日

内容
 当会から3名が参加しました。研修会のポイントは、山腹荒廃の原因の把握、補修資材の確保、施工方法を決めることと、最終目的は生態系の復元であり、植物が育つ環境にするにはどうするかを考えること。
 山に登山道ができる前は、土壌、植物、流水のバランスが取れている状態です。
 登山道ができると浸食が起きやすくなり、登山道に流水が集中すると「水路」となり、流水対策が必要となります。さらに悪化し、ガリー(降水による集約した水の流れによって地表面が削られてできた地形)化が進むと歩きにくくなり、浸食対策の施工が必要となります。
 三嶺登山道でも水路となり、歩きにくくなり補修を要するところがあります。「三嶺の自然を守る」会としては、登山者が歩きやすく快適な登山を・・という観点より、オーバーユースで痛んだ登山道周辺の生態系の復元を目指す観点から、近自然工法による補修を考えています。
 NPO法人が補修を一気に進めることはできないので、行政と協働で(国定公園・国有林内ではNPOの意思だけで活動はできません)、急を要する箇所から順次進めたいと考えています。
 この度の研修会は、登山道周辺の生態系を見つめ直す素晴らしい内容でした。

【当会提供の研修資料】
当会提供の研修資料

山頂小屋 山頂の池 三嶺遠景