山行後の道具の手入れ

(2010.11・島)


 雨の山行では、ザックカバーをしていても濡れてしまいます。雨でなくてもザックの中身は濡れないように、すべてビニール袋にくるんでください。そして、山行から帰ったらすぐに、道具の手入れをしてください。

 まず山靴は、ドロを落として乾かしてください。それから、ゴア用品は防水スプレーをしておきます。山行直前にも防水スプレーはおすすめ。

 ドロはかなり手強いですが、きれいに落とさないとゴアの効果が薄くなります。外側は水でざっと洗い流しましょう。内側に水が入るとゴアなのでなかなか乾かないので気をつけてください。

 たわしはあまり使わない方が良いとのことですが、足に付いたドロはなかなか落ちません。だから、スパッツを着けたほうがよいかも。昔はスパッツは雪だけのものでしたが。

 カッパもドロを落として乾かして、防水スプレーをして、当て布をして弱いアイロンをすると効果が上がるそうです。防水スプレーは、いつも手元に置いてください。ゴア(透湿防水)用の防水スプレーは必需品。

 登山する人は、ものぐさではなりません。登山前の地図を読んでおく準備。天気の心配や持ち物の徹底。持ち物は必要なものだけ持つ。不用なものは持たない。持ち物については前回の「ゆずりは」に載せてますので、新人さんはよく読んでおいてください。

 それと、秋の雨の場合、寒気と風が加わると相当寒くなります(風速1mにつき体感温度が1℃下がります・・ソウダッタカナ)。そのとき役に立つのがウールです。ウールは濡れても暖かい!のです。昔はウールの下着が重宝されていました。現在はメリノウールというのが出ています。私はモンベルのメリノウールを使っています。

 登る山にもよりますが、下着や冬用のパンツも必要になります。手袋も必ず忘れずに。木綿、軍手はだめです。濡れたらびしょびしょ。化繊の手袋も濡れたら冷たいので、やはりウールの手袋。濡れても冷たくありません。雪にはゴアのよい手袋もあります。

 「山と渓谷」という雑誌を読むといいですね。私はもっぱら図書館で読みますが。楽しく山へ登りましょう。


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