天狗塚   2016.12.29-30 国土地理院の地図を表示   [戻る]


【感 想】
久しぶりに、冬山の小屋泊りを体験したくなって天狗塚に行く。

見ノ越に寄ると、5台〜6台の車が駐車。名頃登山口は1台。西山林道は、最後の民家をすぎて道路に雪が出てくる。以前、がれきの沢だったところは、砂防堰堤ができて整地ができていた。

路面は、凍ってすべりやすくなる。登山口の向こうの広場に駐車。他車は見当たらぬ。気温はおそらく−2℃〜−3℃くらいか。積雪は4〜5cm。1476m標高点まで風もなく順調。

ダケカンバの林になってからは雪がやや深くなり、踏み跡がないので、登山道をはずさぬよう赤テープを頼りに尾根沿いに行く。樹林を抜けると背後の久保、西山地区の民家が眼下に。

天狗峠に近づくとガスの中で天狗塚は見えず、風も強くなってきたので、おかめ岩避難小屋に急ぐ。綱付森分岐あたりで趣深山さんに出会う。菅生から登って三嶺からきたらしい。

稜線から20m位下ったところに、おかめ岩避難小屋がある。積雪は20cm。他の登山者は見当たらぬ。さっそくここの設備ストーブに火をつけようとしたが、種火が起こせず断念。

外は−5℃。しかし中は1℃。さほど寒くない。銀マットがおいてあり、これの上に寝袋を置いて中に入れば快適。

持参のガストーブに火をつければ温度が上がり、温かい夕食を取り早寝したが、天野は寝袋の性能が低いものだったので足元が寒くなかなか熟睡できなかった。

この小屋はトイレが匂いなく、綺麗に清掃されて快適なのが特徴。毎月ボランテイアが手入れしているらしい。三嶺の小屋もこうなってほしいものである。

翌朝、天気は晴れあがらず、天狗塚に登るのは諦めて下山した。(天野)



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