御在所岳   2016.12.17 国土地理院の地図を表示   [戻る]


【感 想】

15、16日の冬型気候で山陰の山は積雪ありとのことで、積雪20〜30cmの大江山の予定を三重滋賀境の御在所岳に変更して、例会山行を実施した。

6時、松茂町役場発。とくとくターミナルで江口、寿見を拾って高速道路を東へ280km、東名阪道四日市ICを降りて西に鈴鹿山脈を目指す。

湯ノ山温泉街の奥の、中道登山道駐車場に着く(10:15)。20台ほどが先客。気温は0℃。日陰は薄氷で滑り易い。防寒防風、アイゼンなど、雪対策装備を点検して出発した(10:45)。

目の前の国道477号は冬期閉鎖で車は通ってなく、そこを100mほど歩いて、中道登山口の看板から山に取り付いた。

道は花崗岩の尾根の急な登りで、御在所ロープウエイの下をくぐってしばらくすると、四角い2枚の巨石がならんで立っている「おばれ石」に着く。一方が他方にもたれかかって背負われているかのよう。

さらに、花崗岩特有の形に地蔵岩。キレットというところでは、10mの岩場でザイルで確保。登山道はさらに急になり、積雪が踏みかたまって氷状に張り付いて鎖の岩場も2,3ヶ所でてきたので、天野以外はアイゼンを着用。

尚も急な滑り易い道を喘ぎながら、やっとの思いでロープウエイの山上公園駅に着いた。時刻は、大幅に遅れて15:30。標高差は700mのはずなのに、労力と時間は1000m以上も登ったくらい消耗した。

昼食もとらずに行動したので、駅舎内食堂で食事と思ったが売り切れ。歩いて下る余裕なく、16:00の便で御在所ロープウエイに乗って下山した。

これなら、大江山で積雪の中行動した方がましだったと思われた。帰路、湯ノ山温泉の新しい温泉施設、アクアイグニスで疲れを癒して松茂に帰った(22:40)。(天野)


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