仙丈・甲斐駒   2016.10.8-11 国土地理院の地図を表示   [戻る]


【感 想】
当初7日(金)夜出発の予定だったが、悪天候の為1日ずらし8日(土)朝出発した。その日は、仙流荘の駐車場でテントを張り就寝。

翌日、明け方からの雨の中、一路バスで北沢峠へ向かう。雨は峠の方が強く降っていたが、9時以降は晴れる予報に期待して、雨具に身を包み8時全員出発。雨は9時頃から小康状態になり、だんだんと薄日が差し出した。

強風を避けて、藪沢分岐から馬の背ヒュッテコースに道をとったが、小屋が数軒あり、このコースの方が安心して登ることが出来た。仙丈小屋の辺りではすっかり頂上の雲も晴れ、山頂での展望に期待が膨らむ。

12時を過ぎ、すれ違う下山者の「富士山見えますよ。」の言葉に、田中さんがまずラストスパート。暫くして山頂から田中さんのマルのサインに足も軽くなり、全員で仙丈山頂着12:20。しばし絶景を楽しんだ後、小仙丈ヶ岳コースを下山。(北沢峠着15:45)

翌日は連休最終日で、天気予報は晴れ。長衛小屋前は多くのテントで賑わっていた。最終日、5時ヘッドランプを点けて長衛小屋出発。仙水峠(6:15)に着くと、朝靄の向こうに岩峰の摩利支天が姿を現した。前日の仙丈とは違って荒々しい。

駒津峰(7:50)への急登を登りきると、眼前に甲斐駒の全容が望め、直登コースの岩場を登る多くの登山者が見えた。駒津峰で中西さんと別れ、我々も直登コースへ向かうことにした。

ペースダウンし渋滞することもあったが、三点確保を確実にすればそれほど危なくないレベルだ。岩場を抜け、花崗岩と砂礫の中を少し登るとあっけ無く頂上に着いた(9:25)。

ここでも素晴らしい展望を満喫し、砂礫コースを下山。駒津峰でパーティーと別れ、岡田さんと共にテント撤収に向かう。13時前に全員が北沢峠に到着し、無事バスに乗る事が出来た。仙流荘にて温泉に浸かり帰路に就く。

雨や風の影響だろうか、紅葉の散った木々も多く秋を満喫する事は出来なかったが、朝の寒さに秋の訪れを感じる事が出来た。皆さんお疲れ様でした。(西)


[戻る]