P8:55──9:15取水口──10:00滝20m──12:00尾根H640m──14:15P
【感 想】
暑中見舞い書くのも嫌になるくらい猛暑なので、沢登りに行くことになった。徳島市勤労者山の会が編集した「徳島の沢」(1988年)に掲載された貞光川上流の内山谷川を選んだ。
遡行して、上部稜線が津志嶽登山道に当たるので、登山道を下って久薮に降りるというコース。まづ、久薮の阿弥陀堂に吉原車を置き、戻って古見から片川沿いに県道を2.5kmさかのぼって、内山谷出会いの橋の近くに天野車を駐車。
沢足袋、沢靴、ヘルメット、ハーネス、カラビナ、シュリンゲ、ザイルなど装備して出発。前のコンクリート橋は半分崩落して渡れないので下の片川を横切って内山谷川に入る。
四電の取水口までは傾斜は緩く、20分で着く。そのあと傾斜が急になり、大きな7mの滝が登れそうもないので、右岸(左)から高巻く。この高巻きも足場悪く、滑りそうになる。
7mと、も1つ、4mの滝をパスして河原におりて右に回りこむと、20mの滝が行く手を阻む。
本の説明では左岸(右)から高巻くとあるが、これが大変そうなので、大きく尾根上を回るつもりで岩とザレ土の急登を行くが、さらに急になって沢にもどれなくなった。沢から100m近く登っている。
標高640mくらいの地点で遡行諦めて、ザイル2本を使って懸垂下降を4回繰り返して7m滝の上に下って、さらに取水口まで斜面を下った。
シャワークライムのつもりが、ザレ場の上下にほとんどの時間を使ったので、下山は水を惜しむように沢を下っていたらO嬢が急に悲鳴。
蜂にさされた。先ほどから、ザレ場のあちこちに蜂はうろうろまとわりついていたが、沢の大木の根っこに巣くう蜂にやられた。吸引器とムヒで応急処置したが、かなり痛かった様子。
この谷はもう来るまいと捨て台詞をはいて片川に戻った。(天野)