荒瀬   2016.3.12 国土地理院の地図を表示   [戻る]


6:00佐古──6:25南部中──6:50セブン──9:00登山口──11:30頂上──12:15下山──13:55登山口──もみじ川温泉──17:45佐古

【感 想】

 昨年、計画していたが行けなかった荒瀬へ。朝の気温は1〜2℃で寒かったが、よい天気に恵まれた。県内の山だが、佐古から登山口まで一般道を100km・3時間のドライブはけっこう遠かった。

 国道195号を県境辺りまで西進し、美那川キャンプ場の標識に従って左折する。小さな落石が多かったので、タイヤで踏まないように慎重に運転する。キャンプ場を過ぎてしばらく進み、親和木材の建物を右折して100mくらいで駐車場に到着。

 四電の観測施設の左下に登山口があり、いきなり急登となる。夏なら汗だくになるだろう。標高550mの登山口から1114.8mの頂上まで、途中なだらかな場所はアップダウンがいくつかあるが、全体的には直登でガンガン高度を稼ぐ感じのコースである。

 登山道は不明瞭な箇所が多く、赤テープを頼りに登っていく。頂上に到着するまでに、5〜6回のアップダウンがあり、10〜20mのコブを越えていくような感じ進む。尾根は崖のようになっているところが多く、緊張しながら通過したところも数か所あった。

 頂上は広くなっていて、樹木が繁ってはいるが全て葉が落ちていたため、枝の間から石立山や雪をかぶった剣・次郎笈を眺めることができた。時々吹く風は冷たいが、雲がほとんどない暖かい陽気の中、昼食をとった。

 下りは、道の上に落ち葉が積もっていて滑りやすく気をつかうことが多かったが、登りの所要時間2時間半に対し、下りは1時間40分とわりと短時間で登山口まで戻ってきた。急斜面の登りがしんどかったものの、正味の行動時間は約4時間なので、終わってみると程よい疲労感が残る程度である。

 登山口までのアクセスに時間はかかるが、冬晴れのキリッとした空気の中、自然林の山歩きをたのしめた。

 帰路、もみじ川温泉で冷えた体を温める。温泉の向かいにある直売所で名物のおはぎ「はんごろし」を売っているのだが、10時の開店後まもなく売り切れてしまうとのことで買えなかった。那賀町にあるラーメン屋「藤」もおいしいと評判らしいが、ちょうど午後の休憩時間で閉まっていた。次回、ぜひ食べたい。(森本)


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