東宮山・天行山   2016.1.9 国土地理院の地図を表示   [戻る]


【コースタイム】

川井隧道P10:20──11:00天行山分岐──11:30東宮山11:50──12:05東宮神社──12:50天行山12:55──13:05天行窟大師13:15──13:40川井隧道P

【感 想】

 ふと思いついて、久しぶりに東宮山と富貴山に登ることにした。登山口は川井峠。佐古で岡田、越智を、しらさぎ台で綱島を拾う。438号を西へ、神山道の駅でトイレ休憩して川井隧道を西に抜けた左に駐車。

 隧道上の急斜面、杉林の中を電波塔まで上がると川井峠。ここから赤テープに導かれて町境の尾根の東側を歩く。ところどころ立て看板もあるので地形図と見比べながら高度を稼ぐ。

 天行山への分岐あたりから東に向きをかえる。林業作業道に出くわす。杉の木に赤ペンキで所有者の名が書かれてある林の中に東宮山を指す看板があり、尾根に沿って登る。

 やがて、ブナやヒメシャラの自然林の急斜面を登ると頂上。二等三角点を確認。祠が二つあって南側に高城山、申太郎(樫戸丸)、富貴山が見える。

 東には焼山寺山、徳島市街も。小松島市から西を見ると、三角に尖った、よく似た高さの二つの山が並んで見えるのは焼山寺山と東宮山。

 杉林の中は寒いが、ここは日当たり良くしばらく寛ぐ。下りは、東に100m程下った東宮神社を確認し、南側をトラバースする道を伝って赤ペンキまで戻った。やや道が不明瞭なところもあるが、ほぼ水平にトラバースする。

 登りと同じ道を天行山分岐まで戻って、ここから天行山に向かう。やや登りの後、2、3の小さな上下を経て、石壇のある天行山頂上に。

 西にやや下って南に行くと、大きな岩の下に天行窟大師の建物が岩にめり込むように建つ。そばの岩崖には、苔むした石仏が群がる。33体あるとのこと。その名のとおり、昔は天行(雨行)があったのか。

 崖にはキノコのようなものがあったので、我々は貴重な岩茸に違いないと思い込むことにした。誰か、興味と勇気のある人が採取したならば教えてほしい。

 神秘的な窟大師で時間を消費したので、富貴山は諦めて川井峠に向かう。すると突然、林の中でがさごそ音がした。見ればカモシカ。興味深そうにこちらを見るカモシカを後に、川井峠に下る。峠で店のラーメン(\550)を食って帰路についた。

 追伸。昔、2月か3月に東宮山に登ったとき、頂上近くにフキノトウが生えていたので、次回はその時期に、天ぷらの用意をして登る計画はどうかな。岩茸も加われば、たいそうなごっつぉうになりそう。(天野)

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