愛宕山   2015.11.22 国土地理院の地図を表示   [戻る]


【コースタイム】

駐車場10:00──10:25尾根取り付き──11:40月輪寺──12:30愛宕神社13:20──15:30神護寺──16:30駐車場


【感 想】

 例会山行を雨で流すだけでは勿体無いので、中西さんに代わって天野がリーダーで愛宕山に登る。例会山行としては、十数年前に登っている(表参道から登頂し月輪寺方面)。今回は月輪寺経由で登頂し神護寺に下る。

 紅葉シーズンなので京都南ICから出るのに渋滞につかまるので、大山崎JCTから京都縦貫道に入り、大原野ICを出て京都市内地道を走るが、やはり交通量は多い。

 嵯峨野方面・大覚寺前を通って、清滝トンネルを抜けて駐車場へ(休日1000円、平日500円、50台)。すでに30台くらい駐車あり。そばには公衆トイレもある。

 駐車場前の橋を渡ると愛宕山表参道の取りつきがあるが、我々は清滝川沿いの東海自然歩道を行く。しばらく行くと、神護寺方面に行く東海自然歩道と別れて月輪寺方面に堂承川沿いに林道を行く。

 月輪寺登山道の標識から、尾根に取り付く。標高差300m登って傾斜が緩くなってしばらく行くと月輪寺に着く。平安時代開創の天台宗の古刹。花期に美しいかろう石楠花が天然記念物。尼僧が一人で守る。

 更に尾根を登って展望が開けたあと、太い杉林を登ると愛宕神社山門があり、階段を登って本堂に着く。鬱蒼とした杉林で展望はない。愛宕神社は火よけ・鎮火の神さんで、京都の家の台所によくある「阿多古祈符 火迺要慎」のお札を発行している(買わなかったけど)。

 表参道を少し下ったところの、ベンチのたくさん置かれた広場で昼食。紅葉はすでに終わっているのが残念。先週のほうがよかったか。表参道からは登山者が多数きていた。それに比べて月輪寺コースは少ない。

 昼食後、北側の三角点(890.5m)を確認して、北へサカサマ峠に向かう。馬酔木の多い緩い下りの尾根を行く。峠には首無し地蔵2体が鎮座。そこから林道に入り、1.5kmほど行くと別の林道に入る。

 神護寺方面への下りで迷った2人組を、ここで合流して地形図の読図を意識して下って行ったら、下から梵鐘の音が聞こえて神護寺が近いのを確認。342m高雄山頂上はパスして寺の裏、仏塔の横から境内に入る。開創は奈良時代に和気清麻呂が高雄山寺として。

 期待した紅葉は終わり掛けていて残念。山門から出るときに入場料600円と書いてあったが、裏口入場なので食い逃げすることができた。参道を下って清滝川沿いに出る。旅館や川床料理の店を横目に東海自然歩道を約3km、駐車場まで、清滝川沿いに戻った。

 帰りに、せっかくなので紅葉を見に嵯峨野へ。時間が無いので清滝に近い化野念仏寺へ。閉門前に滑り込む(500円)。ここは古来風葬土葬の地であった。無縁仏の石仏が何千体も並んで異様な光景で、亡霊も漂っていそうであった。(天野)

 


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