奥穂高・前穂高   2015.09.19-09.21 国土地理院の地図を表示   [戻る]


【コースタイム】

19日(金)20:00佐古──ひるがのSA 3時間仮眠

20日(土)6:55上高地──7:43明神(明神池散策)──8:55徳沢──9:57横尾──11:32本谷橋──13:28涸沢小屋

21日(日)5:40涸沢小屋──8:00穂高岳山荘──8:46奥穂高岳──10:55紀美子平──12:00前穂高岳──13:05紀美子平──15:10岳沢小屋──17:07岳沢登山口【紅葉はまだまだ、SWで混雑が予想されましたが「少ないねー」とタクシー運転手さん談】


【感 想】

19日、登山者と観光客で賑わう上高地を出発。澄んだ空気が気持ちよし。明神池に少し寄り道。穂高神社で最高のお天気に感謝し、無事の下山を誓う。

梓川沿いにサクサク進んでいると、樹林帯にカメラを向ける人を発見。珍しい花でも?とカメラの先を見るとライチョウ!見た感じ4、5羽といったところでしたが、奥でもガサゴソと葉擦れの音がしていたのでもっといたのかも。ライチョウは期待していなかったから得した気分。

横尾山荘で大休止し、グググっと迫る屏風岩を横目に見ながら進む。屏風岩に近づけば近づくほど思うこと…ここを登るなんてクレイジー!カッコよすぎ!

轟々と水の流れる本谷橋を過ぎ、本日のお宿「涸沢小屋」に到着。到着前、「涸沢といえばヒュッテで生ビールとおでん!涸沢でヒュッテに泊まらん意味わからん!」と予約していただいた片岡会長を非難しましたが、小屋のほうにも生ビールとおでん、モツ煮もあった〜!!あんなに責めて申し訳ございませんでした、てへへ。

あすなろ恒例(?)の宴会中、お隣のテーブルの福島と茨城から来られていたSさん、Kさんご夫妻と盛り上がり、勧められるがまま枝豆・ぶどう・ビールなどを遠慮なくたいらげた。ほんとにずうずうしいなあ!Sさん、Kさんありがとうございました。徳島にも来ていただけたら嬉しいな。

20日、涸沢カールに光がさし始める中スタート。涸沢槍も空の青さにくっきりと合成みたい。背後には、昨年GWに登った常念岳が、太陽を背にすごくきれいでした。奥穂高山荘からはヘルメットを被り気を引き締める…が、ジャンダルムが姿を現した途端にテンションMAX!

普段は心のシャッターしか切らない私ですが、iphoneとデジカメの両刀使いに変身。

ヨチヨチと、浮石の多いガレ場に苦戦しながら奥穂高岳登頂。前回は突然の降雪に阻まれ、リベンジ成功の吉本さんと皆で握手する。

紀美子平では、BSTBSの何とかいう山番組に出ている、何とかさんと一緒に池田さんが写真を撮ってもらいました。

吊尾根の緊張と疲れで気力を失う私を、「うまいっ!うまいなー!今の降り方カンペキ!足の置場もバツグン!」となだめすかしていただきながら、やっとこさ前穂高岳登頂。山頂からは槍や剣岳がぴょーんと見えました。

紀美子平に戻り、いよいよ重太郎新道に突入、下り始めて30分くらいが一番怖かった。天国への滑り台みたいで…。ヨレヨレになりながら到着した岳沢小屋で、缶ビールをガン見しながらオランジーナを手にホッと一息。岳沢登山口までは疲れで足がゆっくり動かせず駆け下りました。

上高地へ戻る途中に「さっきまであそこに居たんだよねー」と話す声が聞こえ、見上げると前穂の頂上。なんだかグッとくるものがありました。なんだか頂上がものすごく高いところにあったから(あたり前田のクラッカーですが)。

今回は怖いと感じる箇所も多く、本当に駄目だなーと思い知らされ反省することも多々ありました。でもやっぱりジャンダルムを憧れで終わらせたくないので、もっと強くなるために鍛えなおします。皆さま、お疲れさまでした&ありがとうございました。(岡田)




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