雲の平周回コース   2015.09.13-09.18 国土地理院の地図を表示   [戻る]


【コース】黒部五郎岳──鷲羽山──水晶岳──高天原温泉


【感 想】

○13日

20:00 徳島発。北山は、淡路ハイウェイオアシス21:20合流。北陸自動車道、尼御前SAで仮眠。立山IC。


○14日(晴れ、曇り)

08:00 折立着。 注)折立への有料道路開門6時、料金約2000円。

08:55 出発準備(荷物の重量を含めた点検、分担、重複した火器・鍋などを整理)し、出発。

10:30 三角点

12:20 五光岩ベンチ。糸魚川から来たオジサンと会話。北陸新幹線開通しても糸魚川は通過駅とぼやいていた。オジサンは大王製紙(四国伊予三島)で働いていたようだ。前日は台風の影響で強風・雨だったらしく、薬師岳登山は大変だったようだ。途中、岡山からの老人5人グループと出会う。このグループとは工程も同じで最後まで一緒だった。

13:15 太郎平小屋到着。キャンプ場手続きと、翌日から2日間、テント泊荷物預かりをお願いし、了解頂く。生ビール(1000円)で乾杯。

14:30頃 太郎平キャンプ場(テン場のトイレが洋式)着。テント泊準備。テン場には5〜6組あり。隣のカップルは、荷重35キロを担いできたと言っていた。オデン液体入りを食べていた。あり得ない。私達も食事準備して、アルコールと鍋で順次食事を開始。今回の食材は、生野菜(白菜・白ネギ)と鶏肉。Tさんからはあり得ないと呆れられた。でも美味しかった。適当な時間で睡眠。


○15日(晴れ、曇り)

05:00頃 起床(予定では5:30出発だったが、ここから計画と外れる)

06:30 出発。一番どん尻。

06:45 太郎平小屋着。荷物を預け、7:15出発。

09:00 北俣岳。途中、超人的登山家Aさんと出会う。

12:40 黒部五郎岳頂上(計画より1時間40分遅れ、結構バテました)。頂上から黒部五郎小屋のルートを尾根道の稜線歩き(見た目には厳しそう)とカール歩きで選択迷うが、稜線歩いてきたおばちゃんに「全然問題なし」と言われ、稜線歩きとなる。

15:00 黒部五郎小屋(2時間20分遅れ)。本来はここで泊まりたい思い。小屋を出発して早々に三俣蓮華への急登(1時間程度)あり。

16:15 三俣蓮華分岐(三俣蓮華頂上を断念。個人的には百名山でないから仕方ないと諦める)。

17:20 三俣蓮華小屋着(2時間10分遅れ、元々の登山計画がずさんだったようだ)そして、和式トイレ。三俣山荘の御飯評価。夕食メニュー:鹿肉(南アルプスの)ジビエ料理(ハーブの匂いがキツイ)。疲れもあったが、Tさん食事できずに、北山がおすそ分けを頂く。北山の評価。ハラペコなので食べられた。ハーブの匂い消しに、ゴマドレッシングをかけて食べた。朝食:おかずの量が少ない。ラウンジ:各種アルコールあり。本来は2名/1組布団利用の小屋らしいが、平日のため1名/1組(毛布2枚)でした。良い点は水自由。


○16日(晴れ、曇り)

05:00 起床。5:30食事

06:00 小屋を出発。早々に鷲羽山への急登開始。

07:25 鷲羽山頂上。百名山なのに何もない。

08:25 ワリモ北分岐(雲ノ平、水晶、野口五郎)。

09:25 水晶小屋(トイレ和式だが人少ないので頑張る)。

10:15 水晶岳(黒岳)頂上。百名山なのに何もない。温泉沢の頭に向かっていると一人の老人と出会う(テント泊の様相)。登り7時間の赤牛の読売新道を登ってきたのかな。凄い人だ。

11:30 温泉沢の頭(秘湯の案内あり)。ここから一気に下降。ガレ場が続く道も高天原温泉に下降する。

13:00頃 沢に着く。北山はキジ打ちに行く。

14:15 秘湯高天原温泉着。先客3名。その後、2名追加。

14:55 温泉から小屋へ出発。登り30分。

15:20 高天原山荘着。(7月新装オープン、小屋きれい、当然洋式トイレ、水自由)一風呂浴びたし、小屋はどこでも寝て下さい状態だし、2階屋外ラウンジでアルコール。お腹に溜まっていたものも出たし、最高の気分でゆっくりする。高天原山荘の御飯評価。夕食:アルミホイル焼(地元キノコ、ベーコン)麹付のトーフ他。Tさんは前日の夕食を取り返す勢いで食事。朝食:最高。焼き海苔、つけものあり。Tさんは昼食分も食いだめする勢いで食事。明日の天気は雨模様のため、状況次第だが、明日は一気に折立へ下山を検討。北山から雲の平の庭園めぐりを提案したが、花のない時期は行っても無意味と却下。今回山行は、雲の平周回コースだが、雲の平には行かない。隣に、凄い兄さんCさん。


○17日(小ぶり雨から本降り雨)

04:30 起床。起きた時は小ぶりの雨。あすなろ組は、朝食を腹一杯頂き出発。

06:15 小屋出発。ルートは薬師沢ルートで一気に下山。

07:15 高天原峠。昔はこの道を使って、鉱物モリブデンを担ぎ下ろしていたとのこと。ここは北アプルス中で奥地中の奥地であり、昔の人はすごいと思う。途中から、黒部川本流の沢下りとなる。雨だが水に入る心配はなかった。

10:40 薬師沢小屋着。休憩する場所もなく、喉を潤し、即出発。途中、富山県警山岳救助隊チーム数名、渓流釣りの兄ちゃん、面白いオジサンBさんと出会う。

13:25 太郎平小屋着。預けた荷物を受け取り、申し訳ないので太郎ラーメン大盛りを食べる。Tさんの知り合い(シルバーウィークの小屋お手伝いの人)と出会う。話はしなかったが、如何にも山の人の雰囲気。そして、一気に折立まで下山。途中、岡山組と出会う。5人組が4人組となっていた。1人は、明日、薬師岳に登るとのこと。他の4人は民宿で明日まで待つとのこと。岡山の超わがままオジサンでした。下山中に雨やむ。

16:50 折立下山。岡山組もあまり時間変わらずに下山。男性3人は70才以上、わがままだけでなく凄い健脚でした。

登山は、4泊(テント2泊、小屋2泊)5日の予定でしたが、富山市内でホテル泊まりとなり、4泊(テント1泊、小屋2泊、ホテル1泊)となりました。但し、ホテル予約で苦労しました(約20軒電話してトリプル1室を確保)。

近くの白樺ハイツ温泉をパスしたため、ホテルで風呂どうするかの問題が出てきて、CLからの強い要望でスーパー銭湯(満天の星)を探した。結構よかった。

富山市内での居酒屋は、前回8月の剣岳後の居酒屋が悪かったので、事前に調査しておいた小料理屋「はら」に行った。「はら」は最高に美味しく安価でした。みんな満足しました。翌日は8時頃に出発し、徳島には15時頃に着きました。

今回の山行は、行きづらい北アルプス深部を行けたことは良かった。黒部五郎岳は大きかった。薬師岳はもっと大きそうだった。計画した薬師は残ったので、次回は、立山から薬師に挑戦したい。三俣も残ったが仕方ないか。

北アルプスの山は全て高い。三俣でも3000m級。どの山の頂上からも360度の絶景が見える。水晶、鷲羽はよく考えて行こう。百名山制覇では行かなければならない。

高天原温泉、高天原山荘は良かった。小屋の良し悪しでその山行の印象が変わる。無理する必要はない。(北山)

 

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