木頭中谷〜平家平   2015.7.11 国土地理院の地図を表示   [戻る]


【感 想】

 山姥岳までは、とにかく、これでもかこれでもかいう急斜面の連続で、先日までの雨の影響で地面がぬかるむ悪条件が重なり、時折這いつくばって登高する箇所もあり、足元滑りながらもひたよじ登っていく。

 途中、沢を渡るが川の流れ早く、水深浅いところでも足が浸かればスパッツの上部から浸水してくるくらいの水量。ストックをついて川中の石を探しながら何とか足を濡らさず渡りきる。

 川幅、約10メートル。途中の墓窪峠を経て、山姥岳への登りは、これでもかというくらいに滑落注意の大変な急斜面。上りも下りも要注意。

 山姥岳からボタモチ山へは、最初コルへ下り、そこからまた急斜面を登っていくが、先ほどの山姥岳までの道のりに比べると少し緩いが、それでもひたすら急斜を上がっていく。

 ボタモチ山から平家平は、そんなに標高差もなく意外に近い。スズタケが枯れ果てているので道はまずまず明瞭。

 このルートは、とにかく山姥岳までが、とにかく長い。時間でいうと9割以上が上りで費やす(緩やかな斜面や下る箇所がほとんどない)ため、ここをクリアすれば平家平までの道筋を感じます。

 また、山姥岳山頂下にシャクナゲのトンネルがあり、花が咲く頃は見事なシャクナゲのトンネルをくぐり歩けるでしょう。しかしながら、一言でいうと、延々と続く上り地獄です。しかし、私的には、このルートで平家平まで行った達成感は非常に大きいです。(板東)


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