砥石権現   2015.7.11 国土地理院の地図を表示   [戻る]


【コースタイム】

神山道の駅(集合)8:30──8:55岳人の森9:10──10:24主稜線分岐──10:40砥石権現11:00──11:15鹿舞タキ(昼食)11:40─(主稜線分岐経由)─12:45登山口──14:00上一宮大栗神社


【感 想】

 神山道の駅に集合して、近所の神山郵便局横の上一宮大栗神社駐車場から出発した。国道193号の雲早トンネル手前の”岳人の森”に着き、入園料を支払い2、3分ほど先の駐車場に停めた。

 まだ入園者は少ないようだ。そこの山手にある階段から、登山開始した。一部車道を通り、登山道に入った。花の時期がずれたのか、ヒメシャガやナツツバキの花の名残がある。

 登山道は、しばらくは自然林の周りが手入れされていて気持ちがいい。沢山の落ち葉を踏みしめるのも良いもんだ。ヒメシャラ林、マンサク自生地などの標識が付けられている。細い急傾斜道を過ぎると左側が開けたところがあり、見晴らしがよく雲早山など東の山並みが見える。

 梅雨時の晴れ日とあって、ガスが景色を遮る。下に目をやると、そこは砂防堤の上で切れ落ちている。一時間ほど登った所で、これから厳しくなると水分補給で一息入れる。これからシャクナゲの木が目立ち、傾斜がでてきた。

 気の緩められないガンバリ所だ。そして主稜線に着く。目の前に進路案内があり、”おにぎり岩”がある。ここは分岐点、まず砥石権現の右方向へ進む。すこし荒れ気味で倒木が目立つ。

 急な傾斜を登りきると、頂上になる。三等三角点の石柱と、山名の標識がたくさんの石で支えられている。展望はよくない。4人揃って記念写真の準備に手間取り、時間をつかった。この間、若い男女のトレランの方が岳人の森方向へ通り過ぎていった。

 次に、鹿舞タキへは分岐点から1〜2分の所にあり、ここで昼食をとる。自然林が適当な間隔で生え、真夏でも暑さ忘れてしまうだろう。”森の妖精”の石碑が祀られている。また、歌碑があり”奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞く時ぞ秋は悲しき”とある。

 下山は、分岐を通り、元来た道から帰る。途中、後から出た上田幸年さんに会った。下山して庭園を通ると、登りの時に気付かなかったが沢山花が咲いていた。そのうち、池に咲いていたアサザの山吹色は目を引いた。

 岳人の森の前にある駐車場は満杯だ。それからは、真っ直ぐ出発地点への帰路についた。

砥石権現(神山町・那賀町)1374.8メートル(植田)


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