篠山・妹背山   2015.5.9-5.10 国土地理院の地図を表示篠山  国土地理院の地図を表示妹背山



【コースタイム】

弘瀬港8:25──9:20三叉路──9:55妹背山11:00──12:00県道──12:25小中学校──12:50母島港13:30──14:50弘瀬港


【感 想】

 四国の南西の端にある宿毛までは300kmと遠いので、泊山行となる。9日は宿毛市の北の端にある篠山、10日は船で沖の島に渡り、妹背山に登る。

 今回は、徳島ハイキングクラブの和田さんが、四国百名山の最後の山としてとっておいた妹背山に行くので、和田さんと他2人があすなろに加わって、10人の隊となった。

 9日朝、佐古発で、高速藍住ICから宇和島の津島高田ICで降りて祓川温泉を通過し、篠山トンネルを抜けて、高知県宿毛側の第一駐車場から篠山に取り付く。小雨が降る中、他の登山者は見当たらず。荷物は極力減らして尾根沿いに登る。

 寺院跡で鹿除け柵を通ってさらに登ると、狛犬と石段が頂上の篠山神社に導いてくれる。神社裏には、三角点と予土国境の石柱が立つ。雨でなければ、西側には豊後水道と九州が見えたはずであった。花は終わったが、頂上周辺にはあけぼのつつじの木が多い。

 下って、宿毛湾のそばにある河野旅館にチェックインして、向いの大島にある国民宿舎「椰子」で一風呂あびて旅館に戻って皿鉢料理に舌鼓を打った。

 10日は朝食後、片島港から宿毛市営定期船「すくも」で鵜来島を経て、沖の島に向う。弘瀬港にはトイレのきれいな待合所があり、最近できた有名保健婦の記念像の前を通って、市原商店の前から妹背山の標識に従い石段を登る。

 急傾斜面に、段々状に家が建つなかを縫うように行く。イノシシ除けの柵を超えると標識がなくなり、あまり歩かれてないが石段が続くので、これを頼りに地形図と見比べながら行くと稜線の三叉路に出る。

 標識があり、来し方が間違ってないのを確認。柵からここまで、自然林に囲まれ展望なし。鬱蒼としているので湿度が高く、地面もジメジメ。仏ヶ丘には、四国88ヶ所と西国33ヶ所が整然と集合していて一度に大遍路ができる。

 ここからは、平たんな道をゆくと鬱蒼から抜けて、刈り払いの広場に展望台と一等三角点が見つかった。西側が刈り払ってあり、海の展望が開ける。展望台に登れば360度。鵜来島、宿毛、太平洋が一望できる。

 下りは、母島港に向かう。小型の鳥居のある山伏神社に寄って、東側の林道を串刺し状に時短。県道に降りるまでが意外に長い。県道を行くと、沖の島小・中学校に出くわし、県道から沢沿いの山道に降りて母島の住居を縫うように母島港に着いた。

 港の前の旅館おきのしまで昼飯弁当を食って、島の西側の県道を歩いて弘瀬港まで戻った。(天野)

河野旅館で出てきた皿鉢料理。これ以外に、カツオのたたきとマグロ、ブリの刺身。


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