【感 想】
山梨の温泉に滞在後19、20日、東京に滞在していて天気予報が晴天になったのを見て、天野は単独で八ヶ岳を日帰りすることにした。
20日の晩は諏訪湖SAで車中泊。21日朝6時過ぎに、茅野市美濃戸口に着く。八ヶ岳山荘前の駐車場には20台余り駐車している。駐車料1日500円を払って、俄かに書いた登山届をポストに投入して出発。
すぐの分岐は赤岳方面へ。20m程の高さの唐松と赤松の林の中を、車が通る林道を3km行くと、やまのこ村と赤岳山荘のある美濃戸に着く。車はここまで入れる。ここは1日1000円の駐車料。両山荘で100台くらい駐車している。
しばらく行くと美濃戸山荘。三角屋根で、小屋前に清流から引いた飲み水が流れる。ここから赤岳鉱泉・硫黄岳方面へ行く北沢コースと、行者小屋・赤岳方面に行く南沢コースに分かれている。今回は南沢に行く。
しばらく、沢沿いに沢音を聞きながら林の中を行く。1時間くらい行くと、また沢沿いに戻るが沢に水がない。石ころの広い沢に出ると、横岳の岩山が屏風状に立ち上がり、大同心・小同心とよばれる人体座像のような岩が目に入る。
まもなく行者小屋に着く。小屋前にはベンチがあり、50人くらい登山者が休憩する。周りにはカラフルなテントが並ぶ。100円を箱に入れてバイオ分解トイレを利用。
この先は赤岳・阿弥陀岳方面の道に入る。すぐに赤岳方面に行く文三郎道と分かれて阿弥陀岳方面へ。
1時間ほど登るとコルに出る。右に行くと阿弥陀岳の東面の岩場を行く。阿弥陀にちなんでか、頂上には石像や卒塔婆のような石がある。戻って赤岳方面へ。
赤岳はその名のとおり赤い土でできた山で、頂上近くは灰色の岩石でできている。岩場の通過は危険なので慎重に行く。天高く晴れ渡った空には、白い秋の雲が線を引いている。
頂上からは富士山、アルプス、秩父山塊など展望良好。存分に景色を楽しんで、文三郎道の段差の大きい嫌な階段を下って南沢を戻った。
予定では阿弥陀岳、赤岳、横岳、硫黄岳を行くつもりだったが見込み違いか体力の不足か時間がなくて、横岳、硫黄岳はやめた。
下山後、原村のもみの湯につかり、そのあと茅野の蓼科庵で天ぷら蕎麦を食って帰路についた。(天野)