土佐矢筈   2014.10.4 国土地理院の地図を表示   [戻る]


【感 想】

来週の八ヶ岳に向けて訓練のため、土佐矢筈山に行く。例の如く、朝6時に佐古JA発。天気予報では晴れであるが西の空は低い雲。しかし、予報を信じて出発、土成ICから高速へ入り、井川池田ICで出る。

国道32号を高知方面へ。大歩危が近づくと左下、吉野川でラフティングするボートが見える。最近、妖怪屋敷を設けたラピス大歩危を過ぎて左に県道45号へ。祖谷トンネルを抜けて、旧西祖谷山村で県道32号へ。国道439号に出て、京柱峠に向かう。

国道とは思えぬ細くて舗装の悪い道をひたすら登る。平坦な道になってしばらく行くと、大豊町の看板のある京柱峠へ(9:15)。

さっそく、峠のうどん屋があるのを確認。峠手前の道路脇に駐車。先着1台。高知ナンバーのパジェロ。さらに1台、香川ナンバーが到着。峠から分かれる林道を100mほど進んで「小檜曾山登山道」の看板から登山道に取り付く(9:30)。

植林の急坂を元気真紀に引っ張られて、やや早いスピードで登る。展望は全然ない道をひたすら行く。標高1400mくらいに分岐あり。

右は原生林のコースであるが下山に使うとして左の尾根道を行く。しばらく行くと笹原に突然出て、稜線の分岐に着く。右小檜曾山方面に取る。

300mほど行くと二等三角点1524.7m標識「小檜曾山」に着く(10:45)。戻って、笹の稜線の先に見える矢筈を目指す。

天気はやはり曇天で、台風18号の所為か北東から寒い風が吹く。高知パジェロの女性3人が下山はじめた時に我々が矢筈山頂に到着(11:35)。笹の陰に座って寒風を除けながら昼食。

東に見えるはずの天狗塚は雲の中。南側以外は展望悪い。あとから香川ナンバーの2人が到着するのと同時に、我々が出発(12:00)。

帰りに分岐手前の小高いところに「小檜曾山1541m」の看板を確認。あれ?2つ目の小檜曾山?。1541mと書いてあるので、前者とは違う山を指しているはず。

この謎はとけていないが、吾輩の想像ではこうだ。後者が小檜曾山と言われていたが、前者の三角点名が小檜曾山なので(これは未確認)、又は三角点があるので、あとから前者を(本来の)小檜曾山と呼ぶようになったのではないか。

さらに、昔は山名を付けるのに、細かい頂上にはこだわらず下から見上げた全体を指していたので、細かい頂上があやふやになったのではないか。この点につて知見のある人がいたら教えてもらいたい。

さて、下山にもどる。尾根の下りで例の原生林コースを取る。自然林の中をしばらく行くと、太くて高いブナの林に囲まれた平地に至る。今日は曇天で暗いが、晴天ならば寝っ転がって長居したくなるような独特の雰囲気がある。

しばらく下ると尾根道に合流して、峠の直前で高知3女を抜いて、うどんの待つ峠に下山した(13:30)。

10年近く前に開業したうどん屋はつぶれずに健在であった。早速しし肉うどんを注文。店内の壁、天井にはお客の落書きだらけで人気のほどが覗えた。最近は自転車の人が多いらしい。

今日は、元気な誰かさんが飲み会があるらしいので風呂に寄らずに佐古に戻った(17:45)。(天野)



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