寒峰   2014.4.19 国土地理院の地図を表示   [戻る]


【感 想】

 福寿草の時期は過ぎたかと思うが、寒峰に行くことにした。3月の総会の時点では住吉神社からのルートでなく、マイナーな北側の佐野地区または寒峰林道から登るつもりであったが、雑誌「徳島人」のFさんが同行して同誌で山を紹介したいと申し入れがあったので、紹介するならマイナーなのはやめとこうと判断して住吉神社から登ることにした。

 佐古6:00発。徳島道を西に走り、井川池田ICから国道32号を高知方面へ、大歩危駅で東祖谷方面へ。国道439号下瀬で、最近出来たトンネルを通らず旧道へ。八幡神社の標識に従い細い急坂の道を行く。花々の咲く栗枝渡集落にある八幡神社に立ち寄って、奥ノ井の住吉神社に着く。

 神社のすぐ奥に駐車場がある。準備体操をして神社の階段から取り付く(9:15)。短い竹林を抜けると、手入れされた杉林が続く。林道を横切ってしばらく行くと、看板のある福寿草の群生地に着いた(10:20)。

 時期遅れと思っていたが、福寿草は散らずに我々を待っていた。くたびれてもおらず最盛期のように黄色い花弁が輝き、緑の葉が花弁を浮き立たせる。雑誌で寒峰を紹介するならこの花は欠かせぬとの思いが通じた、のだと思いたい。

 十分花の写真を撮って更に上へ。尾根に出て左(西)へ曲がる。自然林が多くなる。尾根を西に上って、4等三角点(点名「栗枝渡」、1415.1m)を確認。北上し1518mの西寒峰は東側をトラバースして、だだっ広い湿地帯に出ると展望が開け、ブナの大木を横に見ながらさらに登ると、寒峰峠の名残の窯跡2基を確認した。

 笹原をさらに登って、展望を遮るものの全くない頂上に着く(12:00)。登頂記念写真は、雑誌に載りたくない人を除いてF記者が撮影。(この写真は後日5月発売の新創刊号「徳島人」に掲載された。)

 東に矢筈山、烏帽子山、南に三嶺、天狗塚、西に中津山、国見山、北に腕山、日の丸山など祖谷山系、剣山山系の好展望を満喫しながら腹ごしらえ(12:15-12:50)。

 下山は登路を戻らず、頂上の西のピークから南東に下る尾根を歩く。1250mまで下ると南の尾根に乗り、1000m付近まで下ると住吉神社からの林道に出て、右に道なりに進むと神社横の駐車地点に戻る。(14:30)

 帰りにいやしの温泉に入り、見ノ越、貞光経由で戻った。(天野)



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