剣山から次郎笈   2013.10.14 国土地理院の地図を表示   [戻る]


【感 想】

 お天気も良くのんびり歩いて登りました。頂上ヒュッテでAEDという標示を何となく見ました。剣から次郎へ登り写真山行でしたのでのんびりお天気の中歩きました。

 紅葉には少し早い時期ですね。10月下旬がいいでしょう。次郎からは丸石の方へ下ってトラバースしたころに、鞍部からちょっと入った見の越へ行くトラバース上に10数名の方が止まって動きません。おかしいなあと近くまで行くと、心肺蘇生法をされていました。

 私は救急指導員の資格をもっているので、お手伝いはできないかと思いましたが、お医者さんもいたようです。LEDの手配はされたのですか?と聞きますと、あるのですか?持ってきてください と言われました。

 頂上小屋まで往復1時間弱・・・小屋にрして持ってきてもらおうと思いました。しかし、ヘリコプターがあと12分で来るというので、連絡もせずヘリを待ちました。

 狭い縦走路です。ヘリにピンクのカッパを思いっきり振って合図をし、(衣類を振って合図することは正式のルールです)トラバースの少し入ったところで心臓マッサージをしている方を教えました。

 ヘリも旋回しましたが、狭い縦走路の上に下りてきて救急隊員2名が下りました。すぐにこちらへ来て患者の様子を看ていました。患者を縦走路まで担架で運び、そこへヘリが下りてきて患者を吊り上げました。ヘリが来てから20分はかかったと思います。

 ヘリが来るまで、時間はだいぶたっていたようです。AEDがあるのを知っていれば、もっと早い処置ができたのではないかと残念です。地図に頂上ヒュッテの番号が載っていなかったので、どちらにしろ取りにいかなくてはならなかったのかもしれません。

 スマホだと電話番号を調べられたのではないだろうか? AEDの標示を登山口に示し、小屋の電話番号も書いていれば、登るときに記録しておけば良いのではないかといろいろ思いました。

 いつどこで起こるかもしれません。ヘリコプターに遭遇するなんて滅多にないことです。私他、数名の方は2度の遭遇です。いつか自分が患者になるかもしれない、と思うと何か良い手立てはないのかと考えます。救急指導員の講習会、是非受講してください。

 勝瀬さんが受講するそうです。県連から半額補助します。人のため、自分のために心肺蘇生法、救急法を会得しましょう。不謹慎ですがヘリ救助の写真とりました。消防署の方の働きに感謝いたします。ありがとうございます。(島)


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