白出沢から奥穂〜西穂縦走   2013.8.2-4 国土地理院の地図を表示   [戻る]


【感 想】

白出沢は上部雪渓は固く、ずいぶん残っており10本以上のアイゼン・ピッケルが必要でした。

先行した常駐警察の方々と、下山する交代の警察の方3名に会っただけの登りでした。

浮き石もあり、てごわいです。長い長い。でも若い人の報告をネットでみると6時間とか書いていますが、私たちはゆっくり10時間くらいかかりました。カッパの忘れ物をとりにいくハプニングもありましたが・・

翌日は天気も良く、富士山も見えました。ゆっくり時間をかけて4名10時間かかりました。M氏は、小川さんに所々ザイルを出してもらいながら、それでも馬力がありました。

32年ぶりのルートでしたが、若い時も4名・テント泊で、翌日は奥穂〜上高地まで下りて横浜まで帰ったと思います。若いときとは比べものにならないくらい、体力が無いことを痛感しました。

天候に恵まれ、小川さんのリードで楽しく安心して歩けました。ジャンダルムは登らなかったので、今度ジャンダルム登山計画を県連で上級者向きで募集してみようか・・と冗談で話していました。

M氏とは、以前一の森へ一緒に歩いたことがありましたが、とても遅い方だったので、私はこのルートは鼻から一緒は無理と反対したのですが、小川さんの大丈夫だとの言葉を信じて出発しました。

高所恐怖も無く、実地の岩登り訓練をしながら、時々ザイルをつけての長い長い歩きでしたが、西穂山荘への下りも私よりとてもお元気でした。

天候が良かったことが最大の味方でしたが、“登山の仲間”ということをとても考えさせられました。M氏は内科のDr.です ひょうひょうとしてらっしゃいますので、思わず笑顔になります。

このルートで、東京の若いテント泊の青年と小屋で話をしました。山の会は入っていないので、労山をおすすめしておきました。都岳連がよかったかな?

なかなかの好青年!上高地から西穂ぬけて、天狗あたりでも4時間の早さで来る若者や、岳沢から天狗のコルに登ってくる若者もいたり、はたまた、いつかは歩かねばと私たちくらいのご夫婦も歩いていたり。

小屋の夕食で一緒になったので、奥さんのお話では途中で帰りたかったそうですが、若い頃岩登りの経験もあるとかで最後まで歩けたのでしょう。

私はヘトヘト。足は痛いし、手は痛いし、帰ってやっと我が家でぐっすり眠りました。

小屋は1枚の布団で二人です。身動きとれません・・・テント泊はやめました。

たいしたトレーニングもしていなかったので、久々の筋肉痛です。充実した山行となりました。健生の小川さん、割石さん、Mさん、ありがとうございました(島)

白出沢上部の雪渓
ジャンダルム

[戻る]