西鎌尾根〜槍ヶ岳縦走   2013.10.12-10.14 国土地理院の地図を表示   [戻る]


【感想等】

 12日以降は、かなり低めの寒気が南下。プチ西高東低の冬型気圧配置の天気予報あり。


<11日>

20:15 いつものように、天野さんに北山自宅前でピックアップ。
20:30 松茂町役場出発。道中は3人が交代で運転するが、北山は午前1時頃に運転交代し、その後は現地着まで熟睡。

<12日>(曇り→雨→みぞれ→雪)

04:00 新穂高温泉駐車場(有料)着。仮眠。
06:00 起床。既に出発してる人多し。急いで登山準備。
06:35 出発。
07:45 わさび平小屋着。小川新道に入り徐々に登山道は岩場になる。
09:05 秩父沢着。沢を橋で渡る。ここから高度をドンドン上げた登りになる。先頭歩きの北山は自分勝手な熟睡で快調。Mさん達は昨夜の睡眠不足で少しヘバリ気味。
09:50 イタドリヶ原着(イタドリ?は見えず)
10:15 シシウドヶ原着(シシウドはウドの仲間?)
11:20 鏡平・鏡池着。ここで今回初めて槍ケ岳を見る。鏡池はさざ波があり、逆さ槍は見えず。残念。昼食休憩。鏡平小屋でトイレ休憩。小降り雨もだんだん本降りとなりカッパ着用。
12:05 本日の目的地である双六小屋に向かって出発。
13:00 稜線分岐(笠ケ岳と双六の分岐)。みんな少しへばってきたが、これより稜線歩きで少し楽になる。
14:15 双六小屋着。余裕あれば双六岳ピストンをと考えていたが、雨も降るので中止。濡れた衣類を乾燥室で乾かす。食事前のビールで乾杯。少し昼寝をする。
17:00 夕食。あすなろ組は冬装備。同宿の人は冬装備はなく、明日の天気を心配する。この時期の北アルプス稜線登山は冬装備が必須と改めて認識する。
20:00 北山のイビキで迷惑かえないようにアルコール抑えて就寝。

○本日の凄い登山者
  1日目 新穂高→笠新道→笠ケ岳→双六小屋
  2日目 双六岳ピストン→西鎌→槍ケ岳→東鎌→西島ヒュッテ
  3日目 西島→大天井岳→燕岳→中房温泉
 これって、北山なら4泊5日の行程かな。それも、テント担ぎでの山行です(この日は、雪で体力も心も折れて小屋泊でした)。

<13日>(快晴)

04:30 起床。強い風の音で目が覚める。外の景色が心配。案の定外は積雪5cm。
05:00 朝食。
06:25 出発。双六岳は今回取りやめ。凄い人は朝飯も食べず、双六へ出発していた。
07:05 樅沢岳着。鷲羽山、水晶岳、薬師岳、黒部五郎岳?の絶景を見ながら快調に稜線を歩く。
10:15 千丈乗越着。山岳救助隊のヘリコプターが訓練?で再々飛行あり。黒丸山ではロープで人が下降していた。ここから急登が始まる。槍までの途中、凄い人に追いつかれる。彼は双六ピストンしてきたので、1時間半を追いつかれたことになる。途中、槍から来たオジサンと会話。「槍からの景色はどうでした。」「人・人・人で登らなかった。昨日は悪天候で槍の穂先には登れてないので、みんな朝に集中したようだ。」
11:45 槍ケ岳山荘着。時間あるので、取りあえず槍ケ岳山頂を目指す。
12:30 山頂着。絶景の景色もそこそこに記念写真撮影後、下山する。
13:10 槍ケ岳山荘着。昼食(双六小屋の弁当)。
14:00 大喰岳(おおばみだけ)に出発。
14:30 大喰岳着。
14:50 槍ケ岳山荘着。夕食前にビールで乾杯。そして、少し昼寝。
17:00 夕食。夕食後、談話室で持ち込みの焼酎お湯割りで団らんする。
20:00 就寝。

○本日の凄い登山者
 テント泊の大きなリックを担いで、南岳方面からきた人と話する。「北穂から縦走されたのですか?」「一昨日から槍に居る。昨日は悪天候なので、下に退避していた。天気良いので再度南岳から登ってきた。」「槍のテント場は満杯でしたよ。」「それなら殺生ヒュッテのテント場に行く」このおじさんは、山に住み着いているような人やな。

○ここで、双六小屋と槍ケ岳山荘の比較
・食事
 双六  夕食(天ぷらとオデン)、朝食(シャケ、煮物)
 槍ケ岳 夕食(酢豚とサラダ)、朝食(焼き魚、卵焼き、佃煮)、ふりかけ。
 ※天ぷらと酢豚は定番メニューのようだ。槍ケ岳山荘は1枚のお皿となる。宿泊者が多いからだろう。
・トイレ  どちらも簡易水洗。
・水
 双六  無料(蛇口からも適度の量が出る)。朝は、お茶・お湯は無料。
 槍ケ岳 宿泊者は無料だが蛇口から少量しか出ない)。お湯・お茶は有料。

<14日>(快晴)

04:30 起床。
05:00 朝食。
06:00 出発。一気に1800mを下る。
06:35 千丈乗越分岐着。
08:10 槍平小屋着。
09:00 滝谷出合着。滝谷の岸壁は北穂岩登りのメッカとのこと。
10:05 白出沢出合着。ここから林道歩き。
11:30 新穂高駐車場着。ここで問題あり。有料駐車場が高い。500円/6時間。駐車料金5000円となった。今後の注意事項。新穂高駐車は無料駐車場か路上駐車に限る。
12:00頃 出発し、手短なヒガキの湯で風呂に入る。変わったお風呂で、無料の缶ビール・ビタミンドリンク・お菓子あり。
13:00頃 一路徳島へ出発。道路渋滞あったが想定内の22時30に徳島着。お疲れ様でした。

○今回の山行でも大変勉強になりました。
1)10月の北アルプスは冬装備。
2)槍の姿の美しいのは上高地〜槍沢ルート。
3)錦秋の槍の写真撮影なら、やはり、槍沢ルート。

 槍は今回2回目ですが、次回来るなら、常念〜東鎌ルートに挑戦したいものです。今回の山行でも、色々教訓を教えて頂き、素晴らしい経験をさせて頂いた皆さんに感謝です。(北山)


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