第16回全国登山者自然保護集会の報告   2012.11.17-18  


【感 想】

11月に開催された16回全国登山者自然保護集会に久米さんと共に参加させていただきました。

集会には15都府県から述べ約200名の参加がありましたが、地元関西以外からは 10都府県34名(参加名簿による)でした。

参加状況から見て全体として自然保護への関心が弱いのではと感じました(初参加なので過去の状況は不明)。四国からは徳島だけだったのは残念でした。

記念公演は「大気環境問題とエネルギー源の選択」(河野仁神戸大学教授)があり、5府県からトイレ問題、ナラ枯れ調査、NO2測定、シカ問題などが報告され、私は「剣山系のニホンシカ被害と私たちの取組み」(添付資料)を報告しました。

報告時間が8分に短縮され、十分な報告が出来なかったことを反省しています。それでも報告に関心を持って下さったのか、全国連盟の花村哲也理事が報告した映像を送ってほしいとの要望があり、他のシカ被害の写真を含めて送りました。

兵庫県連にも、シンポ資料の要請があり送りました。


集会で感じたことは、山を取り巻く環境保護の課題は多くどれも大切ですが、シカ被害問題は緊急の課題ではないかということです。

地球規模の温暖化、大気汚染は緩やかに自然に影響を与えていきますが、みなさんも剣山山系の状況を目撃しているように、シカ被害は数年で山の環境を破壊してしまうものすごさを持っています。

シカ被害から山を守ろうと徳島・高知ともNPOの会が積極的な取組みをしていますが、両県とも山岳会の参加が弱いと両会から指摘されています。

登山者こそが、皆さんが活動の場であるホームグランドの山を守るシカ対策活動にもっと積極的に取り組むべきではないでしょうか。(内田)


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