祖母山(大分県・第56回山開き)   2012.5.3   国土地理院の地図を表示   [戻る]


【ルート】尾平(おびら)〜黒金尾根〜祖母山〜宮原(みやのはる)〜尾平

【コースタイム】

6:00尾平6:35 ──7:15宮原との分岐─(徒渉ヒヤヒヤ!) ─10:001550m稜線── 11:17祖母山頂11:55──13:05大障子岩への分岐─(徒渉)─14:55黒金尾根との分岐──15:17尾平P


【感 想】

前夜、佐古午後9時出発で八幡浜まで走ったが、宇和島フェリー23:50発には間に合わず、オレンジフェリー13:15発で臼杵まで乗船した(佐古からなら4時間みておく必要がある:反省)。

連休でキャンセル待ち(キャン待ち6番)だったが、車を奇跡的に並べる素晴らしい技術でキャンセル待ちでも乗れた。仮眠は船の中で2時間ほど。

尾平には午前6時着。6時35分出発。昨夜まで雨が降り続き、今日から天気は良いとの予報だったが、雨は降ってはいないが曇り。駐車場から100mくらい歩くとトイレがあるが、故障中だとか。困ったものです。

しばらく行くと宮原尾根との分岐があり、それは木の橋を右へ渡る。ツルツル頭のリーダーかガイドらしい人が引き連れた軍団は、宮原ルートを登るそうだ。こちらが初心者コースだという。私は寝不足だから簡単な方から登ろうというが、天野リーダーは計画を急に変えたりしないと、予定通り黒金尾根ルートをとる。それが結果的には良かった。

黒金尾根ルートはまっすぐ行くが、15分位歩くと沢の徒渉がある。昨夜までの雨で増水し、流れが速い。木やジェラルミンの橋があったが、滑って沢に落ちそうだったがなんとかこらえ、全員無事に徒渉完了。ひやひやものだった。

1300mくらいから、アケボノツツジが見え始めた。ガスって何も見えないまま、稜線手前の天狗岩が見えるところで休んだ。

午前10時、稜線上に出るが、展望もきかないので天狗岩へ行くのはやめた。そこからゆるやかな稜線を祖母山まで歩くが、頂上手前にはハシゴやロープがある。ハシゴは4つ。

ぽっこり頂上へ出ると、たくさんの人でいっぱい。今日は第56回山開きだそうだ。200名の登山者。名簿に名前を記入させていただいた。

昼食をとって後ろをふりむくと、神主さんのご祈祷があるようだ。よく見えない。早々と雨でぬかるんだ道を下る。

9合目小屋が現れる。ソーラーシステムと風力発電をしているようだ。近くにも水場があり便利。小屋の人は山開きに出ているのか、声をかけても誰もいない。

宮原分岐までの稜線で、ようやく周りの山々が見えだした。古祖母山から傾山までの山並みもくっきり見える。アケボノツツジも濃いピンク色をしてきれい。

眺めていると、後から人が次々に下山してくる。山開き祈祷が終わったそうだ。バンダナをもらいましたよ、と言われたので“残念、早く下りたんです〜”というと、そういう方もあろうかと二つあるからと分けていただいた。ありがとうございました。

宮原尾根も長い下りだ。800m下る。新緑も青空が出て映える。徒渉して橋を渡り、尾平へ着く。 広い原っぱのようなところで後ろをふりむくと、朝見えなかった祖母山の山並みが見える。烏帽子岩と天狗岩がすごくかっこいい!!しばらく見とれていた。

明日は、大崩山登山。上祝子(かみほうり)の美人の湯(0982-23-3080)まで、途中食糧を仕入れて走る。美人の湯は、お風呂は午後8時まで。食事は7時までなので、食事は危ないから買い出し。

美人の湯の第2駐車場は、テント場を張っても良し自由に使える。なんとか隅っこが開いていて、二つテントを張ってお風呂に入り、後は宴会。ぐっすり眠れる。比婆山組は雨で登れず、すでに宴会をしているとか。九州はお天気になって良かった。

黒金ルートから登る方が、増水したときに引き返せるから良いそうだ。もっと情報を仕入れて、予習をしておかねばならないと反省。(島)


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