小畠〜しがきの丸〜南高城ピストン   2012.11.10 晴れ   国土地理院の地図を表示   [戻る]


【コースタイム】

佐古5:30──6:00島宅前──7:50小畠P──小畠林道舗装終点8:00──林道奥無線中継所8:05──9:00しがきの丸9:10──9:381143m──10:00大岩10:10──10:171324m──10:47No.102鉄塔11:13─No.103鉄塔経由─11:38南高城山──12:241324m──13:10しがきの丸13:20──14:00小畠P


【感 想】

11/11予定の雪彦山が雨のため延期になり、山へ登りたいメンバーで高城を下から登ることにした。

私は5〜6年前から、上沢谷の神社〜913m経由の長い尾根からしがきの丸を春先に登りたいと思っていた。それは春のアケボノツツジやシロヤシオなど、とてもきれいな尾根と聞いていたからだ。

今回、小畠から登る計画となり、資料をかき集めて地図と持参して山行に臨んだ。もちろんコンパスも。

小畠林道終点の先5分ほどで無線中継所があり、そこから尾根を伝って登る。杉の林の中だ。途中作業道に出て、尾根を忠実に登る。左は急斜面だ。

途中、木の根っこをつかみながらの急な登りもあったが、しがきの丸まで1時間で着いた。しかし分岐はわからなかった。

紅葉も、時期が少々遅かったのか、かなり落葉している。

ピークから北西に向かって、急斜面を下っていく。鞍部には10分ほどでおりたち、1148mを経て、中沢谷の送水管あたりから登る道と合流している。ここに間違って帰りは下りないように、目印に木を積んでおいた。

すぐに大岩があり、ここはやせ尾根で風も強く当たっていた。1324mは標識が建てられていた。1324mをしばらく行くと右の奥に鉄塔(たぶんNo.101)が見える。

またしばらく行くと、広い山肌で低木がたくさんあるが、鹿の食害で枯れているようだ。鹿の糞もたくさんあちこちにある。

広々とした気持ちのいい、No.102鉄塔の下で食事をした。まゆみの木がところどころ淡い桃色をしている。

すぐに次のNo.103鉄塔がありそこを登ると、目的の南高城山だ。本当は高城山までだったけれど、下りが結構きつく思われたため早めに下ることにしたので、南高城までになった。

南高城から、なんと一人の男性が下りて来るではないか!こんな所に物好きが他にもいるものだと話を聞くと、1468mから東北東に延びる尾根を登ってこられたそうだ。

おおつく谷の南の大きな尾根だ。その尾根は大きなブナがあるそうなのでまたいつか登ってみたいと思う。全く標識などは無いとご忠告いただいた。

南高城からはすぐに下り、1324mを越えた分岐に注意してしがきの丸へ向かう。しがきの丸からの下りを注意深く下る。登りではあまり目に入らなかったブナの黄葉や真っ赤な紅葉などほっとさせてくれる。

ほとんど赤テープは付いていたが、やはり、地図を片手に読図力がなくては山には登れないと思う。今回道迷いは無かったが、下りの尾根を一つ間違うとかけはなれた所へおりてしまう。

先日の県外登山者の剣山での遭難も、地図は持っていなかったのではないか? なんで稜線へ登らなかった? など登山する前の基礎知識の準備がおろそかな気がする。

山ガールや中高年ブームでの登山人口は増えている中、山岳会が重要になってくるように思う。若い人を入れる工夫をして、山を安全に登る技術や知識をつないでいきたい。

でも読図って本当に難しいけれどおもしろい!!(島)


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