焼岳(2444m)、乗鞍岳(3026m)   2012.7.13夜発-15深夜着   国土地理院の地図を表示    photogallery



【コースタイム】

○ 焼岳 (14日:曇り時々雨)
中尾登山口9:00──10:15鍋助横手──11:15秀綱神社──11:30新中尾峠──11:50旧中尾峠──(この道中がきつい)──13:05頂上13:30──14:30旧中尾峠──14:45焼岳小屋(登山記念バッチ購入) ──16:45中尾登山口下山

○ 乗鞍岳 (15日:曇り時々雨)
剣ヶ峰登山口11:40──12:25肩の小屋(登山記念バッチ購入) ──13:15頂上──14:30剣ヶ峰登山口下山


【感 想】

<あすなろ30周年上高地夏山合宿>

今回の山行は、あすなろ30周年の記念登山であり、上高地に入り焼岳・霞沢岳ルートと、奥穂高岳〜前穂高岳縦走ルートの2ルートを予定していました。

しかし、九州地区では記録的な大雨で大洪水の大参事が起こるほどで、雨降りが確実のため出撃を危ぶむ状況でしたが、久米会長の強い想いで決行となりました。

しかし、その強い想いも、14日朝に平湯入りすると砕けそうな程の雨となり、上高地入りはとん挫し、登山するかどうかで思案でウロウロ状態となりました。

その後、久米CLの判断にて、中尾キャンプ場に移動となりました。その道中でとんでもない動物を発見。なんと小熊が木登りしていました。近くに熊牧場があり、小熊が逃げたのだろうと考え、そのまま中尾キャンプ場に向かいました。

後でガソリンスタンドの女性に聞いたところ、それは野生熊で、この辺りでは、カモシカも熊も見放題のサファリパークだと話していました。

奥飛騨温泉郷はいたるところに有料・無料の温泉があり、無料温泉駐車場では自作改造のキャンピングカーで生活している人もいました。

その後、雨が落ち着くのを待って、本日の山は焼岳に決定し、登山開始となりました。

焼岳は2000mクラスであり、北アルプスではショボイ山の印象を持ってましたが、やはり、百名山でした。登り4時間、下り3時間半の長丁場で、かつ、頂上直下の最後の登り1時間と、延々と続く下りは大変厳しく、みんなヘトヘトの“なめたらあかん“の山でした。

下山後、中尾温泉の「合掌の森」でキャンプ。このキャンプ場は、是非が分かれるキャンプ場でした。今後のために簡単に説明しておきます。

・料金 1000円/人、5000円/車1台(バイクは2100円)
・露天温泉付き、硫黄のニオイのするワイルドなお風呂
・炊事場/トイレは数もあり、かつ、きれい
・温泉でゆで卵が出来る(但し、生卵は50円/個で販売)
・ペグが刺さらず、ペグ代わりに石垣の石を使い注意された

キャンプ食事
・元々の計画では人数6名分で食材を準備していなかったのに、久米CLの適切?な判断にて10名が十分食べられる食材があった
・食材にて甘長とうがらし(久米CL菜園作)は美味しかった
・さつま芋を味噌汁の具としたが、甘いから嫌の声もあったが、北山にとってはグー

15日朝、天気予報を聞きながら、山を思案。西穂高岳または西穂独標(ロープウェーを使って7時間)、乗鞍岳(肩の小屋から往復3時間)の2案で検討したが、午後から晴れの予報を信じ、景色を堪能できることを祈念して乗鞍岳に決定。

・乗鞍岳はもう登山では登ることもなさそうな山
・登るなら家族と一緒に、景色と高山植物を楽しみたい山
・登山口までのタクシー運転手が大変面白い方で、今日は下見、次回また来るように、そしたら、最高の景色を準備しておくからと強く説明されたのが印象に残る
・またまたワイルドなお風呂(せせらぎの湯)
・乗鞍は白骨温泉で有名な所ですが、久米CLが、どこで探してきたのか白骨温泉と同じ源泉の無料温泉場を発見してきた
・お湯も白いし、硫黄のニオイもするし、立派なワイルドなお風呂
・今後のために場所を記載しておきます
長野県側の乗鞍岳行きバス発着場近くの日帰り温泉「湯けむり館」を少し下がった所に別の路線バス停ありが、そのバス停から谷側に降りた所。

所感
・登山から戻った翌日から梅雨明けとなり、皮肉な登山行となりましたが、今回の雨の北アルプスも色々教えてくれました
・北アルプスを甘く見るな! 来るなら、事前トレーニングして来い!
・当初予定では、初日に奥穂高岳3000mを一気に登る予定でしたが、おそらく、いや、間違いなく、涸沢あたりでギブアップしていたように思う
・雨の北アルプスを楽しむための、事前予備知識を持つ
・今回の北アルプスで印象に残るのは、ワイルドなお風呂二つです
・中尾キャンプ場露天風呂と、せせらぎの湯に入れたのは、久米CLの豊富な知識のおかげです、感謝!
・強行軍ではあるが、1泊3日(車泊1.5泊)の北アルプス登山を経験できた。

(北山)


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