キリマンジャロ報告   2012.9.14-24   キリマンジャロの情報を表示



〜キリマンジャロゆったり登頂とタランギレ国立公園サファリ11日間〜


【感想 等 (島)】

○9/14(金) 夕方のバスで関空へ

21:10集合 換金、食事をしていたらすぐ時間がたつ

23:40関空発・エミネーツ航空。たくさんの日本人の乗客。ドバイ経由であちこちちらばる


○9/15(土)4:50ドバイ着(時差5時間)<日本時間9:50>

アルパインツアーの成田発組と会えず、ドバイ空港内を探す。次の便のカウンターで会うよう指示があったのでNO.122で待つが、東京組はまだ知らずに私たちを出口で待ってくれたようだが会えず、ツアーリーダーの松浦さんが2時間探し回った様子。

ドバイ発 10:50<日本時間15:50>

ダルエスサラーム着 15:15<日本時間21:15>ダルエスサラームで東京組と関西組の顔合わせ

ツアーリーダー松浦亮太さん(30代)、松木さん64♂(仙台)、青井さん55♂(東京)、大西さん67♀(東京)、折原さん(川崎)65♀ 小川さん64♂、山本さん58♂、島55♀ 合計8名

ここで、日本人グループ集団発見。ネットでロンガイルートからキリマンジャロ登山を公募。12名の中に高知労山の谷口さんと、お元気な72歳のおばさまがいた。テント泊。

飛行機が1時間ほど遅れ、キリマンジャロ空港20:30を過ぎていたKIAロッジに着いたのも21:00。それから夕食。素敵な食堂。部屋も大きなベッドに花が散りばめられている。


○9/16(日)明け方、窓を開けるとキリマンジャロが見える。NO.31良い部屋だ。

8:15 KIAロッジ発。10:15マラングゲート着1800m。15:15マンダラハット着2727m。樹林帯近くのクレーター散策。

ロッジは中央と左右に部屋があり、左の2段ベッド5つの部屋。空港で昨日会った30代か40代の女性と60前後の男性が隣の部屋に入る。トイレはすぐ外の左となり。水洗。トイレットペーパーは各自持参。


○9/17(月)晴れ

7:35マンダラハット発。45分ほど歩いて、キリマンジャロとマウェンジ峰の写真タイムの場所へ着く。一緒に歩いてくれる若いガイドのBENOと写真をとる。ジャンボセネシオ(キク科)が出てくる。

14時過ぎホロンボハット着3720m。4人部屋のロッジが二つの三角ロッジ。


○9/18(火)晴れ。ホロンボハット3720m停滞日・高所順応日。

ゼブラロックから、明日の途中のラスト・ウォーター・ポイントへと周回。4000mまで登る。東京の青井さん、トレーニング不足でここで停滞することになる。


○9/19(水)晴れ。7:45ホロンボハット発。

13:04キボハット着。4703m。キリマンジャロを前方に眺めながら広大な大地を歩く。寒くなって、長袖を着る。キボハットではフリースとダウンを着る。4900mまで登ってみる。

23:00起床(17:00食事、18:30頃就寝)。


○9/20(木)晴れ

0:15キボハット4703m発。昨日、キリマンジャロの4つの雪の、右のザレた急なところを登るルートと教えてもらうが、夜間登山なのでひたすら前についていくのみ。ガイドは4名(リーダーのポンさん、ベノさん、ピューズさん、・・・さん)。

小川さんと、夜間富士登山をしたときとかなり似ている。世界各国の人たちのラッシュ。しんどくて座り込んでいる人。人を追い越すとつらい。

1時間毎に休むところがないと言っていたが、かなりきつい。I’m tired. I want to rest.の繰り返し・・・

小川さんからお借りしたストックはとても役に立った。フラフラするのだ。でもガイドさんがしっかり見ていて、ふらつきそうならすぐさま横に飛んできて支えてくれる。途中、ヘッドランプの灯りが心細くなってきたら足下まで照らしてくれる。

折原さんは、ベノがすぐさま自分のヘッドランプを貸してくれたそうだ。きつい登りもそのうち、歩く私たちの後方は日の出前のオレンジ色に大地が染まる。しんどいのも忘れIt‘s Beautiful!!!の連続。

写真をとりたかったがなんとなくできない感じ。こちらは息も絶え絶えなのに、彼らガイドはキリマンジャロの歌を歌ってくれる。ベノの歌声はきれいだ。

6:10ギルマインズポイント5682m着。東京のおばさま方はお元気!!クライマーズハイになるんだって。ガイドさんと皆さんで固い握手、ハグ。折原さんはここでベノと下りた。

小川さんが疲れていて、荷物を持ってもらっているという。次のステラポイントで大西さんと下りてしまった。もっと強く登りましょう!!と言うべきだった。南アルプス、富士山一緒に登って来たのに・・・。

7:55ウフルピーク5895m。ネットで見た看板とは違う、新しい鉄板の表示。ツアーリーダーの松浦さんが頂上で写真を撮ってくれるが、松浦さんも一緒にというが写真待ちの人でかなわなかった。

私もポンさんに、いつのまにかまた荷物を持ってもらっている。仙台のなまりのある松木さんと山本さん、島の三人がウフルピークまで登頂。

私は、ホロンボハットで会ったアルパインのケニア山を加えたルートのリーダーの方がダイアモックスを飲むといいというので、19日昼と20日出発前に服用した。呼吸促進剤だそうだ。そのルートの方は17名中全員ギルマインズ登頂。ウフルは15名という高確率の登頂だった。

服装も、冬のウールの下着、シャツ、フリース、ユニクロのダウン、カッパを着込んだ。高所順応には暖かさも必要とのこと。登るんだからとダウンは脱いでいたがワンピッチで着込んだ。ザックの中の水筒が氷っていたそうだ。休むたびに何かを口に入れた。

23:00起床で、マルちゃんの小さいカップウドンとクッキーを食べて出発した。行動食も用意してくれたもので十分。あまり食べられなかったが、ゼリー状の飲みものはありがたかった。

10:10キボハット着。富士山の砂走りのような所を下る。埃もすさまじい。

11:30キボハット発。昼ご飯にタンザニアのラーメンを食べる。食が皆すすまない。

14:00ホロンボハット着。埃がすごい。すぐにお湯をいただいて洗顔、着替え。


○9/21(金)晴れ

7:30 ホロンボハット発。ホロンボハットで青井さんと停滞していたガイドスタンウェイさんのリード。早い。たくさんのポーターさんが行き来。女性もいるし、若い少年もいる。私たちの中にも15才の少年がいた。ポーターとは一緒には歩かない。すごい早さだから一緒に歩いたらへたってしまうね。

昼食はマンダラハットのダイニングでチャガ族の食事。バナナと芋のシチュー。食事はいつもフルーツ(マンゴー、アボガド、すいか等)がついている。スープもおいしい。朝のモーニングティーから始まってかなり食事で水分補給ができる。

14:00マラングゲート着。キリマンジャロのTシャツとバンダナを買う。ガイドさん達にビールをふるまう。ベノがいない。後で会えるという。

ガイドさんとのセレモニー。ワインでお祝い乾杯。登頂証明書をいただく。ウフルピーク229360番目。キリマンジャロの歌を歌ってくれる。小川さんは着ていたウールのシャツ、フリース、ヘッドランプ。それに買ったばかりの帽子をキリマンジャロの帽子と取り替えてしまった。

ガイドさん、ポーターさんのおかげで登れました。ありがとうと固い握手をしてお別れ。 18:00アルーシャのホテル。マウントメルーホテル着。シャワーはまっ茶色。部屋からは真下に正面玄関と目の前はメルー山。

20:30夕食。もちろんキリマンジャロビールで乾杯。


○9/22(土)晴れ。タランギレ国立公園サファリ。

7:00マウントメルーホテル出発。

9:30トヨタのランドクルーザーでサファリ。日本車はタンザニアで8割を占める。サバンナの中を走る。空は水彩絵の具のグラデーション。バオバブの木があちこちに。象、きりん、シマウマ、猿、イボイノシシ、インパラ、水牛、ヌー、ダチョウなど自然の中で静かに眺めることができた。

残念ながらライオンやカバは見られない。ンゴロゴロ国立公園では見られるらしい。昼食のレストランでロンガイルート組の日本人隊に再会。今日はここのロッジに泊まり、明日はンゴロゴロ国立公園へ行くそうだ。高知の72歳のお元気なおばさまは登頂。

15:00アルーシャへ戻る。途中お土産屋さんへ。コーヒーなどを買う。タンザナイトは高くて娘達にはちょっと無理。

17:30アルーシャの町にもどる。市が出てにぎやか。紫の花ジャカランタが咲く。ケープタウンとカイロの真ん中の、時計塔の横を通る。夕食は中華料理ドラゴン。おいしかった。チンゲンサイの緑の野菜がおいしかった。


○9/23(日)晴れ

5:45マリーホテル発。朝食はランチボックスのはずだったが手違いで無し。ホテルで15分ほどで朝食をとる。

7:50 キリマンジャロ空港発。9:20ダルエスサラームへ。ダルエスサラームで夕方まで時間があるので、オプション80ドルでティンガティンガという絵画村へ。ジミー大西が紹介したこともあるので皆知っていた。日本人女性、若い後藤さんが案内してくれる。まだこちらに来て半年らしい。

都会の女性の、髪の毛のことを聞くと2週間に1度パーマをあてるらしい。お金持ちしかできない。この国も貧富の差が大きい。学校に行けない子もいれば飛行機に乗れる子もいる。

キリマンジャロ山でも英語ができれば立派なガイド。学校へ行けない子は大きくなってもポーターだ。サファリへ向かう道道も牛飼い、羊飼いの子ども達を見かける。マサイ族の15歳のお祝いに、真っ黒の装束で顔に白いお化粧をして歩いている。昼食はインド洋を眺めながら鰹のステーキをいただく。

16:45ダルエスサラーム発。遅れて17:45発となる。出国時荷物でトラブル。23:20ドバイ着。東京組とお別れ。楽しい山旅でした。ありがとうございました。


○9/24(日)

3:00ドバイ発<日本時間8:00>。17:10関空着。ドバイを出てから1時間ほど乗って下を見ると氷河が見えた。

18:20関空発バス。20:30松茂着。お寿司を食べて21:45帰宅。


■広大なキリマンジャロ
ここでも4000mくらいあります。広い広いアフリカでした
キリマンジャロの写真を表示

■若いガイドベノさんと一緒
まだ25歳のベノです。下山間近には彼女とメールかな?有望なかわいらしいガイドさんでした。
キリマンジャロの写真を表示

■ギルマンズポイント着
9/20夜間0:15キボハット発。6:10ギルマンズポイント5685m着。日の出前の大地がオレンジ色に染まる景色は忘れられません
キリマンジャロの写真を表示

■ウフルピーク5895m
アフリカ最高峰です。
キリマンジャロの写真を表示

■消えゆく氷河
何年かすると消えてしまうそうです。手で触りたかったナ。
キリマンジャロの写真を表示

■バオバブの木
タランギレ国立公園サファリでは、たくさんのバオバブの木がありました。中は空洞。雨期には青い葉を繁らします
キリマンジャロの写真を表示

■ジャカランタの花
アルーシャノ街には紫の花がたくさん咲いていました。落合恵子が、ジャカランタの花咲く頃にアフリカに行きたいと言っていたそうです。日本の桜の木と同じだそうです。マンダラハットに咲いていた日本のシロツメクサは紫でした。ジャカランタの花と一緒に写っている時計塔は、カイロとケープタウンの中間に建っているそうです。アフリカの真ん中ということですね。
キリマンジャロの写真を表示

■マンダラハット下山後
下山後は、ガイドさんやポーターさんからキリマンジャロの歌を歌って登頂のお祝いをしていただきました。苦しかった最後の登りで、彼らガイドは歌ってくれました。よく響く美しい声でした。登れたのは皆さんのおかげです。ありがとうございました(*^_^*) キリマンジャロの写真を表示


[戻る]