駒脊山〜赤城尾山〜行者山   2010.4.24   国土地理院の地図を表示   [戻る]

【コースタイム】
6:00南部中学発──8:30日和田車1台デポ──9:10駒脊隧道着──9:25 隧道発──9:37隧道上稜線──10:10駒脊山──11:02崩落地──11:47赤城尾山12:30──13:37行者山──15:30四足堂──16:40日和田


【標高・気温】
駒脊隧道1.060m・11.0℃──赤城尾山1.436m・7.0℃──行者山1.346m・5.0℃──駒脊隧道1.060m・5.5℃

【感 想】
 始めの計画は日和田〜赤城尾山ピストンであったが、時間的に厳しいとの判断で、車2台で縦走することになった。

 途中北川の休憩所で、ネイチャーロードの原田さんに出会い、国道脇より行者山頂上に延びる尾根筋も歩けますよ、と教えて貰った。今日の彼は石立に行くらしい。

 私たちは日和田に車を1台デポし、千本谷林道を駒背隧道に向かう。今日の駒背はひんやりと肌寒い。

 徳島側より右側の杉林を一気に登り、12分で隧道上の尾根に取り付く。ここから右に折れ急登を登り駒脊山分岐へ少し寄り道して、皆を駒脊山と途中の池へ案内する。

 だが、以前に見た雪景色に映る美しい池や、ブナ林の新緑に映える池の感じとは違い、葉を落としたブナ林の池は侘しく期待外れではあった。

 それでも駒脊山頂よりの赤城尾山は優雅で、所々に咲くミツバツツジのピンクや、純白のタムシバの花が我々を歓迎してくれた。

 縦走路の崩落地は小康状態を保っている様であるが、大きく抉れており、何時か大崩落にならないようにと願う。

 今日は、要所々々で地形図を見ながら尾根を調べてみた。赤城尾山頂手前のピークより東に延びる尾根は、千本谷の支流より立ち上がっているようであり、この沢から入れないものかいろいろ考えてみた。

 赤城尾山で昼食後、眠いので少し仮眠。ここから先は痩せ尾根、急坂もありちょっぴり危険。大きな岩山が前に立ちはだかり、左への巻き道を見つけ一安心。

 急登を登り詰めると行者山系の最高峰。ここから東に延びる尾根が、原田さんの言っていた尾根だなと確認しました。

 なぜだか行者山の案内板は、最高峰より300m以上北西の場所にあり、頂上よりも石立山が真近に望まれるからかなと納得。この辺でアラレとなり、次郎、剣方面は雪でも降っている様な様子。

 寒いので早々に下り、途中池を発見。十年以上前に見てからの懐かしさに感激しました。

 四足堂に立ち寄り、日和田へと下山。沢の左側(北側)のルートを下ったが、道は完全に崩落しており通れず、引き返し右側の斜面を下り(踏み跡があり)、途中で沢を渡り日和田へと降りる。

 この縦走路全体が、以前はスズタケに覆われ難儀していたが、現在は殆んどササは枯れ、僅かに四足堂の登り付近に残るだけです。その為、痩せ尾根では以前よりも怖い感じがしました。

 石立山周辺の、スズタケの著しい退化はどう言う理由なのでしょうか?シカの食害だけでしょうか。それにしては四足堂の登り付近に残っていることの説明がつきません。気象変化、或いは酸性雨など複合汚染でしょうか。いずれにしても以前のような山の自然の復元が望まれます。(関野)

駒脊山〜赤城尾山〜行者山の地図
 ┌ この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000 ┐
 └ (地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平21業使、第524号) ┘
 承認を得て作成した成果品を第三者がさらに複製又は使用する場合には、国土地理院の長の承認を得なければなりません。

[戻る]