【コースタイム】
7:05犬挟峠・下蒜山登山口7:15──8:45雲居平──9:00下蒜山9:10──10:10フングリ──11:00中蒜山(昼食)11:34──12:40上蒜山──12:50上蒜山三角点──13:00上蒜山13:13──13:40八合目・槍ケ峰──15:10百合原牧場──15:35上蒜山スキー場(一足先に下山した片岡さんがタクシーで犬挟峠へ車をとりに行ってくれて)15:45(車)出発
【感想】
10月9日土曜日、大山でしたが雨のためお寺巡りをし、休暇村蒜山高原キャンプ場でテント泊。降ったり止んだりの雨で、翌日に備えて早めの就寝。
10月10日日曜日、下蒜山を登山口に、中蒜山、上蒜山と、縦走をする。まず、下蒜山の登り始めは、岩場が多く、前日の雨で、滑りやすくなっていました。登る途中、カッパを脱いで、湿気対策を試みる。
下蒜山の山頂付近はなだらかな道で、景色を一望して良く晴れ、山裾の民家も涼しい風を浴びながら見渡すことができました。
中蒜山に行くまで100分かかると標識に載っていたので、初心者の私は余裕がなくなり、皆さんに何度も休憩を、お願いしてしまいました。
中蒜山に行くまでにせっかく登った山道を下り、下る途中、腰近くある階段をステッキを頼りながらゆっくり、一段一段下りました。
いよいよ中蒜山に登るのだな、という坂があるやいなやほぼ縦の岩場があり、鎖を使いつつ落ちないよう集中しての、まるで修行のようでした。
中蒜山には私が息が切れていたので、休憩を入れつつ山頂にたどり着き、お昼ごはんにしました。私が皆さんとペースが違うのを痛感しつつ、私に合わせていただいている状況に感謝でした。
上蒜山に着く頃には、足は余裕がありませんでしたが、昔の人、先人は、このような激しい道を格好も気にせず登り降りを繰り返していたんだなぁ〜と思い、どうか余裕はありませんが先人と同じ道を歩ませて下さいと、祈りながら進みました。
上蒜山にも鎖のある岩場が何回かあり、這いつくばっての登山でした。上蒜山の山頂がやっとあり、その頃の私は汗と鼻水で、顔の状況を気にするのはどうでもよくなっていました。
三角点が熊笹を分け入ったところにあり、ここまで祈りながら登ったのだからと上蒜山の山頂にリュックを置き、深い熊笹をステッキで分け入って、三角点で記念撮影もしました。
上蒜山は、道が今までとは違い整備されていた山道でしたが、後半滑りやすく、黄土色の粘土質の山道に苦戦しました。無事、行程を下山して平らな道に戻った時、安堵感とこのような未熟者に最後まで付き合っていただいたことに、感謝に絶えませんでした。
足の爪先が痛く、じわりじわりとその山の激しさを思いだしつつ、蒜山は激しい山にもかかわらず初級の私が捻挫もせず無事であることにも、感謝せずには、いられませんでした。同行してくださった皆さん、ありがとうございました。(船越)